ナス日当たり

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2021年05月11日（火）

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ナスがどのような環境を好むか、知っていますか？

日当たりが良く日照時間が長く、日光の量が多い環境を好みます。
暑さや雨には、割と強い野菜です。

ナスを家庭で育てるには、どれくらいの日当たりが必要なのでしょうか。

[ナス日当たり]

■ナス日当たり

ナスは日当たりの良い場所で育てるのが基本です。
日照不足になると、徒長したり花数が少なくなったり、
着果不良や実の肥大が悪くなることもあります。

そのため、ナスの育て方には、日当たりの良い場所で育てる、と書かれています。

けれど、ナスを育てたい人すべてが、日当たりの良い場所で育てられるわけではありません。
実際、ナスはどれくらいの日当たりの悪さなら、耐えることができるのでしょうか。

・午前中いっぱいは日が当たる
日当たりの状態を示す言葉として「日向」や「日陰」があります。
この他にも「半日陰」や「明るい日陰」という言葉もあります。

ナスを育てるためには、日向がベストです。
それが難しい場合は、半日陰までであれば、
なんとか実をつけさせて収穫するところまでは育ちます。

明るい日陰や日陰になると、直射日光が当たらないため、うまく育ちません。
また、直射日光が当たる場所であっても、
1日のうちで1時間や2時間という短時間では、
日照不足によって生育不良になる可能性がぐんと高くなります。

ナスは、野菜の中でも強い光を好む方です。
直射日光が当たらない場所で育てると、それだけで調子を崩します。

できれば、午前中いっぱいは直射が当たる場所で、ナスを育てましょう。
午前中の4時間ほど直射が当たる場所であれば、やや収量は落ちますが収穫できます。

・西日は避けた方が良い
午前中は短時間しか日が当たらない、あるいは午前中はまったく日が当たらないけれど、
午後からはずっと日当たりが良い、という場所でも、ナスを育てることができます。

午前中にだけ日が当たる半日陰と同様に、実付きは多少悪くなることはありますが、
なんとか収獲まではたどり着けるでしょう。

ただし、西日にだけは注意が必要です。
夏の西日は非常に強く、ナスに当たると葉焼けや過乾燥の原因になります。

特に、株元に西日が当たると、地温が上がりすぎて根が傷みます。
西日が株元に当たることで、土の乾燥が進みます。

ナスは水を好む植物のため、土があまりに乾燥すると、生育が悪くなります。
西日が株元に当たると、それだけで水切れの原因になるので、
西日が当たらないように遮光ネットなどを設置したり、
株元に日除けができるものを置いておくと良いでしょう。

こちらの場所は、お勧めです

■日当たりの悪い場所はダメ？

半日陰のような場所でも、ナスを育てることができます。
けれど、半日陰を半日陰のままにしておくよりも、少し工夫をして、
できる限り日当たりが良い環境を作ってあげた方が、より育てやすくなります。

・光を反射させる
太陽の光は、上から差し込みます。
日照時間が短いと、光の当たる上部は良いのですが、
光が入りにくい下部は日照不足になることがあります。

下部の日照不足を防ぐために、株元に光を反射できるものを設置しましょう。
地植えの場合は、表面が銀色のビニールマルチを利用すると、
マルチに光が反射して、下部にも光が当たります。

鉢やプランターであれば、株元にアルミホイルなどを敷いておくと、
光を反射させることができます。
光が反射すると、アブラムシなどの害虫忌避にも効果が期待できます。

・移動させる
光はいつでも同じ方向、同じ角度で差し込むわけではありません。
季節や時間によって、光の当たる場所が変わります。

特にベランダなど、限られた方向にだけ解放されている場所では、
季節によって日照がかなり変わります。

また、塀など高さのあるものが周囲にある場合も、
どの高さで育てるかによって、日照時間が変わります。

1日の中で、光がどのように移動するのかを、まず知っておきましょう。
それに合わせてナスを容器ごと移動させることで、多少は日照不足を解消できます。

ベランダなどの囲いのある場所では、台などの上に置いて高さを出すだけで、
光がよく当たるようになることも少なくありません。

ナスの育て方.com