あのみのり2号

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あのみのり2号

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あのみのり2号

 

あのみのり2号は、放任栽培を可能にした品種で、
あのみのりというF1品種をさらに改良したナスです。

 

あのみのりも、単為結果性をもった品種かつ、側枝の発生もゆるやかなので、
さまざまな管理作業の時間を短縮することのできる品種ですが、
あのみのり2号は、さらにパワーアップした品種として注目されています。

 

 

[あのみのり2号]

 

 

■あのみのり2号の特徴

 

・あのみのりとあのみのり2号の違いは?
あのみのりも、あのみのり2号も、「めざせ!放任栽培!」ということで、
単為結果性が高く、大幅に作業労力を軽減することのできるナスの品種です。

 

あのみのりも充分秀でた品種ですが、あのみのり2号は、
あのみのりよりもさらに高い単為結果性をもち、なおかつ、収量が多く、
果実の形も良いナスに改良されています。

 

あのみのりと、あのみのり2号、どっちを買おうか?と悩んでいるのでしたら、
迷わず、あのみのり2号の方をおすすめ致します。

 

単為結果性については、ナス 単為結果とは?の記事をお読みください。

 

 

 

 

・作業時間を大幅に短縮できる
単為結果性をもっていることで、ホルモン剤による着果促進の時間を短縮できます。

また、あのみのりが、省力栽培ができるといわれている理由は、
これだけではありません。

 

側枝の発生、伸びがゆるやかであること、立ち性であること、
節間が長いことなどから、繁茂することが避けられるので、

整枝や葉かきといった作業を時短することができるのです。

 

・果実
長卵形のきれいなナスがたくさんとれます。
あのみのりと比べて果実の形が変形しにくく、安定していて、
果実を切ったときの色合いも白く、とても、きれいなナスを収穫することができます。

 

 

 

 

■あのみのり2号の栽培のコツ

 

・ホルモン剤の処理は本当に不要なのか?
あのみのり2号の栽培は、基本的にホルモン剤での処理は不要です。
しかし、低温期には単為結果性が発揮されないケースがあります。

 

ここでの低温期とは、10度未満のことを指しますが、
ナスを安定して着果・肥大させるためには、12度以上が望ましいです。

 

12度以下の低温期においては、あのみのり2号であっても、
ホルモン剤の処理をしておく方が、安心です。

 

・整枝
側枝の発生はゆるやかです。伸長も、穏やかに伸びていく品種なので、
整枝の作業は控えめにしておきましょう。

 

3本仕立てであのみのり2号を栽培する場合は、主枝3本の収穫をメインとし、
混みあったところだけ摘芯すれば問題ありません。

 

・V字仕立てとは?
あのみのり2号を露地栽培で栽培するときは、V字仕立てがおすすめです。
支柱は、V字になるように設置し、支柱にマイカー線を張っておきます。

 

主枝の一番花の下に発生する、1~3の側枝を残して、
それより下に伸びる側枝は全てかきとります。

 

あとは、倒れないようにマイカー線にどんどん誘引していくのみです。
その後は基本的に放任で、切り戻しなどの整枝も必要ありません。

 

ただし、千両二号などの一般的なナスと比較すると、
あのみのり2号の露地栽培は、約一割ほど収量は少なくなります。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定



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