トナシム(ハイダッシュシード)
トナシム(ハイダッシュシード)
トナシム(ハイダッシュシード)は、タキイ種苗株式会社から出ている、
ナスの台木専用品種です。
初期収量を高めることができる、複合耐病性をもった品種なので、
ナス栽培がはじめての方でも、安心して栽培することができます。
[トナシム(ハイダッシュシード)]
■トナシム(ハイダッシュシード)の特徴
・トナシム(ハイダッシュシード)とは?
トゲのないトルバム型の台木用品種です。
茎や葉にトゲがないので、接ぎ木の作業なども容易に行えます。
小さなお子さまとの作業にも適しています。
・強い複合耐病性品種
青枯病と半枯病、半身萎凋病とサツマイモネコブセンチュウに耐病性があります。
必ず病気にならないというわけではありませんが、
やはり、複合耐病性をもっているという点は非常に頼もしいです。
・草勢
接ぎ木栽培における草勢は、トルバム・ビガーを使用したときよりやや大人しく、
台太郎と使用したときよりは強いです。
・収量
トムバム・ビガーを使用したときと同じように、
収量が多くなるのが最大の特徴です。
初期収量が安定しているので、非常にいいスピードを切れます。
なり疲れしないように、果実のとり遅れには充分注意しましょう。
■トナシム(ハイダッシュシード)の栽培のコツ
・適作型
トンネル栽培と露地栽培に最適な台木です。
・種まきの適期
接ぎ木までの初期生育が非常にゆっくりな品種です。
そのため、穂木より割り接ぎの場合は19~21日早まきにします。
幼苗接ぎの場合は12~14日早まきにします。
他の台木とは早まきにする日数が大きく異なるので、注意しましょう。
・発芽適温
発芽までの温度は、日中は30度程度まで、
夜は20度程度に缶にします。
・定植
トナシム(ハイダッシュシード)は草勢の良い台木ですので、
若苗定植は避けて、1番花開花直前の苗を定植するようにします。
・注意点
促成栽培や半促成栽培で使用するときは、
地温が最低でも15~16度になるように調整します。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定