ミート
ミート
ミートは、タキイ種苗株式会社から出ているナスの台木専用品種です。
非常に病気に強い台木品種なので、安心して栽培することができます。
対応している病気も多く、丈夫に育てやすいミートは、
どんな台木なのでしょうか?
[ミート]
■ミートの特徴
・強い複合耐病性品種
ミートは病気に強い耐病性品種です。
耐病性がある病気は、半枯れ病や半身萎凋病、青枯れ病です。
複合耐病性品種といっていくつかの病気に耐病性があるので、
防除の手間が少し省けます。
青枯れ病にいたっては赤ナスよりも強いといわれています。
・草勢
同じタキイ種苗株式会社の赤ナスと比べてやや大人しい印象です。
しかし、低温伸長性が強く、尚且つ夏季の生育も良いので、
7月の促成栽培から、2~3月まきの夏秋栽培にも適しています。
・生育が早い
接ぎ木前に苗を育てる必要がありますが、
ミートは幼苗期の生育がとても早いので、接ぎ木作業が容易に行えます。
■ミートの栽培のコツ
・種まきの適期
ミートは接ぎ木までの生育が良く、スピーディーに育ちます。
しかし、やや茎が細いので穂木よりも少し早めにまくのがおすすめです。
割り接ぎの場合は約3~1週間ほど早まきに、
幼苗接ぎの場合は、3~4日程度早まきが適期となります。
・接ぎ木の目安
割り接ぎの際は、本葉が5~6枚の頃、
幼苗接ぎの際は、本葉が2~3枚の頃に接ぎ木を行います。
・接ぎ木直後の管理
接ぎ木した後は、高温多湿下において管理し、活着を促します。
ただし、高温多湿といっても30度以下程度の気温にしてください。
活着した後は、1週間~10日ほどで一般的な管理に戻します。
この時いきなり戻すのではなく、徐々に慣らしていくのが得策です。
・定植適期
一番花が咲く少し前が最適期です。
・栽培の注意点
ミートは他の台木と比べてやや草勢がおとなしいです。
そのため、元肥は赤ナスのときよりも1割ほど多く入れてあげます。
また同じように、追肥もやや早め多めに施します。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定