耐病VF
耐病VF
耐病VFは、タキイ種苗株式会社が出している台木用のナスの品種で、
ハウス栽培用の品種に適しています。
低温に強い性質があり、生育のはじめからスタートダッシュをかけられる、
たいへん育てやすいF1台木です。
[耐病VF]
■耐病VFの特徴
・耐病性
耐病VFは、半枯病と半身萎凋病に耐病性をもっています。
ハウス栽培向けの品種なので、ハウス栽培向けのナスと組み合わせましょう。
・接ぎ木が容易
草勢が旺盛で、接ぎ木するまでの生育がとても早いです。
また、同じタキイ種苗株式会社の台木用品種である「赤ナス」と比べて、
節間が長く接ぎ木が簡単に行えます。
・秀品率が高く、多収
栽培期間のはじめからおわりまで、秀品率が非常に高く、
多収性の品種です。
安定して良いナスをたくさん収穫したい方におすすめです。
■耐病VFの栽培のコツ
・適期
幼苗の段階から生育がとても良いので、割り接ぎの場合は穂木より3~7日早まきに、
幼苗接ぎの場合は穂木と同時か、2~3日早まきにします。
・接ぎ木の目安
割り接ぎの場合は、本葉5~6枚、
幼苗接ぎの場合は、本葉2~3枚で接ぎ木します。
・接ぎ木直後の管理
高温・多湿管理で活着させるようにしますが、30度以上は危険です。
活着したあとは少し慣らしつつ、接ぎ木後、
1週間~10日ほどを目安に、通常の環境下での管理に戻します。
・定植適期
定植適期は、一番花の開花直前頃を狙います。
・栽培の注意点
青枯病が多発した土地では栽培しないようにしてください。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定