立石中長茄子

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立石中長茄子

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立石中長茄子

 

 

立石中長茄子は、福井県大飯郡高浜町立石に伝わるナスの在来品種です。

 

この品種は、千両二号と非常によく似ている品種として知られていて、
家庭菜園でナス栽培をしている人たちの中には、あえて、
立石中長茄子をチョイスする人もいるくらいです。

 

知名度はそれほど高くないものの、根強い人気のある立石中長茄子は、
いったい、どのような品種なのでしょうか?

 

 

[立石中長茄子]

 

 

■立石中長茄子の特徴

 

・千両二号と似ている品種
立石中長茄子は、千両二号と良く似ている品種です。

 

果実はやや曲がりがみられるものの、千両二号以上の味の良さがあり、
立石中長茄子ファンも少なくありません。

 

実は千両二号の片親は立石中長茄子だといわれています。
もう1つの品種は、早生真黒茄子では?との話もあります。

 

そのくらい良く似ている品種なので、人気があるのも当然です。

 

・千両二号との違い
千両二号と比べて、立石中長茄子は味が良いとされています。
肉質がやわらかく、さまざまな調理方法で楽しめる美味しいナスです。

 

しかし、総収量や秀品率の点では、千両二号の方が勝ります。

 

千両二号はとってもポピュラーなので、千両二号は育てたことがあるけど、
次は何の品種を育てようかな?と、迷っている人に立石中長茄子をおすすめしたいです。

 

・食味
立石中長茄子の一番の特徴は、食味の良さにあります。
とくに生食に適しているので、お漬物にする品種にピッタリです。

 

千両二号もとっても美味しい品種ですが、立石中長茄子は、
皮がうすく、独特の渋みも少ないので、千両二号と比べても食べやすい味です。

 

小さなお子さまなど、お漬物が苦手な方でも食べやすいお漬物が作れます。

 

 

 

 

■立石中長茄子の栽培のコツ

 

・種まきの適期
種まきの適期は、露地栽培の場合、5月頃からが理想です。

 

種まきも定植も、地温が18度以上になってから栽培するのが理想なので、
充分に暖かくなる5月頃が適切です。

 

・定植の適期
一番花の開花直前または開花はじめのころに行います。

 

・生育適温
発芽適温は20~30度ほど、生育適温は最低でも10度必要です。

 

・栽培の注意点
梅雨明け以降、日本の夏はナスにとっても過酷な環境となります。

 

高温乾燥期はしっかりと敷きわらを敷いて水やりを行い、
水切れにならないようにしましょう。

 

・栽培方法
栽培方法は、千両二号の栽培方法と同じです。

 

・入手方法
野口のタネ オンラインショップにて購入することができます。

 

種は約100粒入り、一袋 514円(税込)なので、
他の種子と比べるとちょっと割高ではあります。

 

しかし、千両二号と同じく、とても育てやすく食味に優れているので、
育ててみて損はありません。

 

・採種方法
種子はちょっと割高ですが、自分で採種することもできるので、
一度購入すれば、毎年栽培することもできます。

 

採種方法は、収穫した後2週間ほど追熟させ、
果肉から種をとる作業を行います。

 

水洗いしたあと、丸1日天日干しすれば完成です。

 

長命種子で、発芽率が高いので、
自宅で種をとって栽培したいという方にもおすすめの品種です。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定



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