ナス 育て方

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ナス栽培 7月

読了までの目安時間:約 8分

 

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梅雨明けの管理が大切なナス

 

 

ナスは夏から秋が旬です。
7月になると、いよいよ最盛期となります。

 

早ければ4月下旬から栽培が始まっているので、
早いもので栽培開始から2か月が経過したということにもなります。

 

この期間で、すでにたくさんの実を収穫したという方もいるでしょう。
けれど、そろそろナスも疲れてくる頃です。

 

7月の時期の管理いかんで、今後の生育に差が出てくるので、
気を抜かずに手入れをしましょう。

 

 

[ナス栽培 7月]

 

 

■7月のナス

 

7月に入ってしばらくすると、梅雨もあけて本格的な夏がやってきます。

 

もちろん、年によっては梅雨の期間が短く、
もっと早くに梅雨が明けることもあるでしょう。

 

反対に、梅雨が長く続いて、
7月に入ってもなかなか梅雨が明けないということもあるでしょう。

 

いずれの場合であっても、梅雨が明けるとそれまでの天候とはガラリと代わり、
晴れて暑い日も増えます。

 

ギラギラとした直射がナスを照らし、本格的なシーズンへと突入します。

 

ナスは高温を好む野菜のため、曇って直射が当たらない日が続いたり、
雨でひんやりとした気温が続いているよりも、晴れた日が多い方が生育は良くなります。

 

ただ、梅雨の間は悪天候が多くなるため、梅雨明け後に急激な気温上昇や、
長時間の直射に当たることなどによって、かえって不調が出ることもあります。

 

また7月下旬には、長くナス栽培を楽しむためのコツの1つである、
更新剪定も待っています。

 

水やりや追肥、収穫などの普段の作業に加え、
長くナス栽培を楽しむためのコツも実践していきましょう。

 

 

■7月の作業

 

・追肥
ナスは2本~3本の主枝を伸ばし、その脇芽が伸びたところにできる実を収穫していきます。

 

枝ごとで見るとそれほどでもありませんが、
株全体で見ると、常に複数の実がついている状態となることが多いです。

 

次から次へと開花、着果、肥大、収穫と続いていくので、
肥料は切れないようにします。

 

最初の追肥をした後は、定期的に追肥を繰り返します。

 

追肥を忘れて与えるべき日を過ぎてから、
忘れていた日を取り戻そうと多量に肥料を与えると、かえって根が傷むので注意します。

 

一番良いのは、忘れずに定期的な追肥を行うことです。

 

もし追肥を予定していた日に追肥できなかった場合は、
すぐに追肥を行いますが、いつもと同じ量を与えることです。

 

また、すでにいくらか収穫できている頃にもなるので、
肥効がどれくらいきいているかのチェックもしておきましょう。

 

ナスの花を見た時、中心にある雌しべが飛び出ていれば、肥料がきいています。

 

雄しべと雌しべが同じくらいだと、やや足りない状態で、
雌しべが引っ込んでいる状態なら、肥料不足のサインです。

 

このサインをよく見て、肥料の量や頻度を調整しましょう。

 

・水やり
梅雨が終わると、雨の日が少なくなります。

 

夕方にざっと夕立が降ってくれると良いのですが、
近年は異常気象によって夕立が降らず、何日も雨一滴降らないということもあります。

 

ナスはどちらかというと水分を多く欲しがるので、水切れには要注意です。

 

水切れを起こすと、花つきや実つきが悪くなるばかりでなく、肥大に時間がかかり、
ボケナスと呼ばれる、ツヤのない食味の悪い実に育ちます。

 

土が乾いていると、肥料のききも悪くなるので、日中の暑い時間帯を避けて、
土が乾きすぎないようたっぷりと与えます。

 

・マルチの利用
晴れの日が増えると、ナスの葉や実だけでなく、
株元や周りの土にも直射がよく当たるようになります。

 

すると、ナスが吸い上げる分以上に水分が蒸発し、乾燥が進みます。

 

敷きワラなどのマルチを利用することで、直射が土に当たるのを防ぎます。

光が直接当たらないので、乾燥を防ぐほか、地温が上がりすぎるのも防げます。

 

・更新剪定
ナスは寒くなるまで栽培を続けられますが、たくさん実をつけ続けているだけに、
この頃から成り疲れが出やすくなります。

 

成り疲れを起こすと、どうしても花付きや実つきが悪くなり、株全体の調子が崩れます。
おいしいナスが育たなくなるだけでなく、急激に株が枯れてしまうこともあるほどです。

 

さらに今後、8月に入ると気温はさらに上がり、
高温を好むナスにとっても、厳しい時期が続きます。

 

この時期に養生させ、涼しくなってきた頃に再び実を収穫し、
秋ナスを楽しむ方法があります。

 

それが、更新剪定です。

 

伸びた枝や根を一度思い切って切ることによって、
新しくて元気な枝や根を出させるやり方です。

 

初めて更新剪定をする時は、少し乱暴なやり方に思えますが、
花や実をつけない期間を作ることによって、
一番暑くて消耗する時期に養生させることができます。

 

更新剪定の詳しいやり方については、こちらに書いています。

>>ナス 更新剪定

・病害虫
7月に入ると、梅雨があけたり晴れた日が増えたりと、
一見するとナス栽培に適した環境に変化しているように見えます。

 

けれど、梅雨の間の状態によっては、急激な直射日光や気温上昇によって、
病気の発生が多くなることがあります。

 

この時期に発生しやすい病気としては、
青枯れ病やうどんこ病、半身萎凋病などがあります。

 

基本的には、風通しを良くして、作業の時に使う道具は清潔なものを選ぶようにします。
また、病気の兆候が見られたら、すぐに対処することも大切です。

 

一雨ごとに感染が広がるケースも少なくないので、
こまめな見回りと早めの対処がポイントです。

 

7月もニジュウヤホシテントウやハダニなどの発生が多くみられます。

 

見つけたら捕殺が基本ですが、
被害が大きくなってきたら薬剤を使うのも視野に入れましょう。

 

特にハダニなどの吸汁タイプで繁殖力が強い害虫は、
気が付かないうちにナスの体力をどんどん奪っていき、
気づいた時には回復できないほど消耗していることもあります。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス栽培 12ヶ月

ナス栽培 6月

読了までの目安時間:約 8分

 

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ナス、6月のようす

 

 

ナスは夏が旬の野菜です。

 

日本のスーパーなどでは、年中店頭に並んでいますし、季節問わず食べることができます。
それでも、やはり旬の時期のナスは柔らかく、風味も良くておいしいです。

 

6月になると、5月よりもさらに気温が上がってきますが、今度は梅雨に入ります。
天気の悪い日が増えてくる6月は、どのように管理していくのが良いのでしょうか。

 

 

[ナス栽培 6月]

 

 

■6月のナス

 

6月になると、梅雨に入る時期です。
ナスは夏野菜の中でも、特に水分と養分を要求する野菜だといわれています。

 

けれど、それと同時に太陽光も必要になるので、
梅雨のように悪天候が続く季節は、思わぬ不調が出る可能性があります。

 

雨が降ると水やりの心配はなくなりますが、今度は水が多すぎるために過湿状態となり、
根腐れやその他の病気にかかる原因となります。

 

また、雨が降っていなくても、曇っている日も多くなります。
曇っていると光量が足りず、光合成がうまくできません。

 

5月に植え付けを済ませている場合、すでに根付いて生長点が動き出し、
中には最初に咲いた花に実がつく株も出てきているはずです。

 

そのような時に不調の原因が重なると、今後の生育に大きく影響します。
ナスにとって厳しい環境になったとしても、うまく生長できるよう管理していきましょう。

 

 

■6月の作業

 

・植え付け、植え直し
ナスの植え付けの基本は5月中旬までですが、
栽培地が寒地の場合は、6月中旬まで植え付けが可能です。

 

また、中間地や暖地の場合でも、5月中に植えたものの苗の調子が悪くなった場合は、
思い切って植え直しをするギリギリのタイミングです。

 

これよりも遅くに植え直しすると、その分生育が遅れるので、
収穫開始のタイミングも遅くなります。

 

もう少し遅い時期であれば、秋ナス用の植え付けとすることもできますが、
6月の場合は秋ナスの植え付け時期というには早すぎるため、
中途半端な生育状況になりがちです。

 

植え直しを検討しているのであれば、早めに取り掛かるのがお勧めです。

 

この時期になると、ナスの苗の流通量もかなり減ってくるので、
苗が入手できないことも考えて、早くに対処しましょう。

 

・水やり、追肥
梅雨に入って雨の降る日が増えるので、基本的には水やりは不要です。

 

ただ、容器栽培で雨が当たらない場所で育てている場合や、
空梅雨で雨がなかなか降らない時は、土の乾き具合を見て水やりをします。

 

容器栽培で、雨の当たる場所に置いている場合、
あまりにも雨が降って過湿が心配な場合は、
軒下などの雨がかかりにくいところに場所を移すのもお勧めです。

 

追肥は、定期的に行います。

 

元肥が効いている間は不要ですが、植え付けから2週間~3週間ほど経過したら、
最初の追肥を行います。

 

その後は、定期的に追肥を繰り返します。

 

・支柱、誘引
最初の花が咲いた後や、実がつき始めた頃から、主枝がどんどん伸びてきます。
そのため、枝を支えるための支柱などを、早めに設置しましょう。

 

植え付けた後、すでに支柱を立てている場合は、
支柱がしっかりと固定されているかをチェックしておきましょう。

 

・仕立て、整枝
ナス栽培の基本は、主枝を2本~3本育てます。
最初に伸びてくるのが最初の主枝になり、そこに最初の花が咲きます。

 

その最初に咲く一番花の前後に発生する脇芽が、
勢いが良く第二や第三の主枝にすると良いといわれています。

 

主枝を2本にするか3本にするかは、容器栽培かどうかや、
栽培エリアの広さによって決めると良いでしょう。

 

枝が多いと管理が難しいと感じるようであれば、
十分なスペースがあっても2本主枝で育てるという方法もあります。

 

ナスの仕立て方については、こちらを参考にしてください。

>>ナス 仕立て方|2本仕立てと3本仕立て

・収穫
ナスは1株でたくさんの実をつけるため、最初のうちに欲張ると、
栽培後半になり疲れを起こし、栽培期間が短くなることがあります。

 

この時期、まだ栽培開始して間もないのですが、早ければ最初の実が収穫できる頃です。
一番花に着果した実が膨らんでくると、期待もどんどん膨らんできます。

 

けれどここで欲張って大きな実をとろうとすると、後で痛い目に合う可能性が高いです。

 

最初に着果した実は、どの品種の場合であっても、
収穫目安となるサイズよりも小さめで収穫します。

 

早めに収穫することで、実を育てる方に体力を消耗させすぎるのを防ぎ、
株の充実を促すことができます。

 

一番果以降の実も、やや早めの収穫を心がけておくと、株が疲れにくくなります。

 

・病害虫
6月は気温がやや高くなっていますが、雨や曇りも多いので、
それほど気温が急激に上がるというのは少ないです。

 

代わりに湿気が高く、蒸れたようになることがあるので、注意が必要です。

 

雨が少ない場合は、
高温と乾燥によってハダニなどが発生する可能性があるので注意します。

 

また、雨によってナメクジなども発生することがあるので、
見回りをしてチェックしておきましょう。

 

雨が増えることで、病気の感染率も上がります。
この時期は、半身萎凋病や青枯れ病、うどんこ病、褐色腐敗病などが発生しやすいです。

 

該当の病気に効果がある薬剤を、予防的に散布するのも良いのですが、
雨が多い分薬が流れやすかったり、散布できるタイミングが難しいのも事実です。

 

また、雨が多い分、畑の見回りをする頻度も下がりがちです。

 

何日も見回りをしていないうちに、病害虫の被害が広がることも少なくないので、
何か異常がないか目を光らせておきましょう。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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