ナス 育て方

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ナス 発芽温度

読了までの目安時間:約 6分

 

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ナスが育ちやすい気温があるように、
種をまいて芽が出るのにも最適な温度があります

 

 

苗から育てる場合はあまり関係ありませんが、
種から育ててみるのであれば、温度管理はとても大切になります。

 

特にナスは、種播きから苗を定植するまでに、約80日~90日かかります。
つまり、苗を植え付けたい時期から逆算して、種を播く日を決めます。

 

せっかく逆算して出した日に種を播いても、
その後の管理が良くないと、発芽すらしないこともあります。

 

ナスが発芽するための適温や、
発芽までの日数、発芽の条件などをご紹介します。


 

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ナス栽培Q&A

ナス 種からの育て方

読了までの目安時間:約 8分

 

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ナス栽培を種から始めると、やや手がかかりますが、
珍しい品種を低価格でたくさん育てることができます

 

 

ただし、初心者のかたは、まずナスを苗から育てるほうがコツを掴みやすいでしょう。

または、種をまいてみて定植時に良い苗に育たない時は購入すると良いです。

 

種から育てたいけど、どうすればいいのわからないという方は、
こちらでナスの種まきから定植までのステップ詳細をご説明します。

 

 

[ナス 種からの育て方 ]

 

 

■定植日を決める

 

種まきをするまえに、おおよその定植日を決めます。

 

寒冷地では霜が降りなくなり、かつ地温が15度を確保できる時期を選びます。
暖地・中間地でも地温が15度を確保できていれば定植ができます。

 

定植日は寒冷地であれば5月中旬から5月下旬、
暖地・または中間地であれば5月上旬(GW後、またはGW中)になります。

 

ハウスで栽培する際には、上記の日から20日ほど早く定植できます。

この定植日選びが、種まきには重要なことになります。

 

 

■播種日=種まき日を決める

 

ナスの発芽適温は、20~30度とされ、
最低で10度、最高で30度までとされています。

 

また、ナスの種は、昼間と夜との温度差が10度くらいがのときに、
良好に揃った発芽をすることができます。
*例えば、昼間30度、夜20度だと揃った良い発芽をします。

 

種まき日は定植から育苗日数(種が定植できる苗に育つまで)を逆算して決めます。
普通に栽培するのであれば、約80~90日前です。

 

種を撒いて、畑に植えられる「苗の一番花が咲く」という条件まで、
苗が生長するのに、だいたい3か月弱の期間が必要です。

 

つまり加温育苗の場合、種まきは2月下旬~3月上旬、
無加温では、4月下旬~5月上旬が種まきの適期とされます。

*さらには、5月下旬~6月上旬に直まきすると、
初秋から、美味しい秋茄子が収穫できます!

 

 

■種まきの方法

 

ナスの種まきには、3号~4号サイズのポリポットに直接種をまく方法と、
セルトレーに一度種をまき、生長してからポリポットに植え替える方法があります。

 

こちらでは、セルトレーとポットを使った育苗方法をご紹介します。

 

◎準備するもの

 

 

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・セルトレー
ホームセンター、インターネットなどにうっていで購入できます。
栽培するナスの本数×2程度用意しておけば、

苗の生育が悪かったり、苗が病気になってしまったときなどに対応できます。

何穴でもかまいませんが、家庭菜園で利用したい苗数よりやや多くしましょう。

 

 

Poly pot

・黒ポリポット(植え替え用4~5号) 
ホームセンター、園芸店などで、苗が植えられている黒ポリポットのことです。
苗がある程度大きくなったら、こちらのポットに植え替えるために使います。

 

◎播種のしかた
まずセルトレーを二つ用意します。

片方のセルトレーに育苗用の土か、畑で使う予定の土を入れます。

用土はムラが出ないように均一に入れてください。
この時注意したいことは、セルトレーいっぱいに土をいれないことです。

均一になったら、もう一つの土が入っていないセルトレーを、
真上から平行に軽く押し付けます。

 

 

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この図のような作業によって、種を撒く位置が決められます。
また、種が埋められる程度の穴ができます。

そして、種を撒きます。
種は1箇所につき1粒、または2粒程度にします。

種を撒き終わったら土を被せます。
セルトレーに入れたものと同じ土で良いです。
しっかり被せましょう。

種には好光性(こうこうせい)と嫌光性(けんこうせい)という種類があります。
好光性の方は、名前の通り種から発芽するまでに光を必要とします。
逆に嫌光性のほうは光が当たってしまうと種が出てこない、
そのため土を多めにかけておく必要があります。

ナスは嫌光性ですので、土はしっかりかぶせてください。
土の上からさらにバーミキュライトをかけても良いです。

そして水をたっぷりとあげましょう。
目安はセルトレーの底から水がしたたってくるまで、
しっかりとあげるのがコツです。

その後はなるべく温かい場所においておきましょう。

 

 

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播種後、約2週間程度で発芽します。

 

 

◎植え替え
種まきから約6週後、苗が育ち本葉3~4枚程度に大きくなると、
そろそろセルトレーでは、狭くなり栄養が行きわたらなくなります。

 

そこで黒い4~5号のポリポットに植え替えて、
苗が栄養を吸収し、根を伸ばしやすいようにします。
この時に、2つの苗が出ていれば生育の良いほうを残します。

 

黒ポリポットの底に軽石などをいれ、育苗用の土を入れます。
真ん中にセルトレーの苗土が全部が入るくらいの大きさの穴を開けます。

 

セルトレーから苗を土ごと丁寧に取り出します。
この時に、苗の根を傷めないように、慎重に取り出すように気遣います。
穴の中に苗を入れたら、土で覆い水をたくさんあげましょう。

 

その後は日の当たる場所におき、水は毎日与えるようにしてください。

 

種まきから、約3か月弱、苗が本葉が7枚くらいで大きく立派になったら、
畑やプランターに植えられる大きさに育ちます。

 

 

nasu

家庭菜園のナスは絶品です!

 

 

■加温

 

ナスの種の発芽適温は、20~30度くらいです。
種まきの適期の頃は、まだ適温にならないことが多いので、
市販、あるいは自作の加温設備を用いる必要があります。

 

市販の家庭用発芽・育苗器は、
温度の上がり過ぎをコントロールできる安全装置付きで安心です。

自作する場合は、漏電などの危険がないように工夫します。

*詳しくは、後述します。

 

 

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家庭用発芽育苗器 C)菜園ライフ
>>ナスの種と苗を各種見てみる

 

■参考
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス わき芽かき 摘芯

 

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ナス栽培の基本

ナス わき芽かき 摘芯

読了までの目安時間:約 7分

 

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ナスのわき芽を活用して収穫量を増やせます


 

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ナス 整枝と摘芯

ナス 種の採り方

読了までの目安時間:約 5分

 

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今年の「とげなし千両二号」は美味しい! が固定種ではないのが残念

 

 

ナスを育て収穫し、実際に食べるととてもおいしい実がつくことがあります。
そういった株は、種をとって翌年も栽培すると、
親と同じようにおいしい実を収穫できる可能性があります。

 

ナスの実から種を採る方法をご紹介します。

 

 

[ナス 種の採り方]

 

 

■種が採れる品種

 

ナスだけではありませんが、植物の中には種をとって育てても、
親と同じようには育たないものがあります。

 

園芸用の品種で多いのですが、F1種と呼ばれる品種です。
交配を重ね、育てやすさや実のおいしさなどを併せ持つけれど、
固定化ができていないという品種です。

 

F1種の品種から種をとることは可能ですが、その種を播いて育てても、
親と同じような性質が出ないことがほとんどです。

 

種をとってまた育てる場合は、固定種と書かれているものを選ぶようにします。
F1や一代交配などという言葉がついている品種は、
種をとっても無駄になるので避けるようにします。

 

 

■種の採り方

 

ナスの種の採り方は、あまり難しくはありません。
ナスは実の大きさの割りに種が小さいので、
間違って流してしまわないようにだけ注意しましょう。

 

1. 実の表面が硬く、茶色っぽくなるまで木につけておく
2. 実を収穫し、常温でしばらく追熟させる
3. 皮が硬くなるのに反し、中の果肉が柔らかくなってきたらよく揉む
4. よく揉んだら、包丁などで実を割り、種を露出させる
5. ボウルなどに水を張り、実を洗って種をはずす
6. ザルやネットで水を切り、新聞紙の上やバットの上に広げて乾燥させる
7. しっかりと乾燥したら、袋に入れて冷蔵庫で保存する

 

 

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ナスの黒っぽい点々が、ナスの種です

 

 

■種を採る時のポイント

 

・勢いのあるうちに採る
種を採る実は、できれば株がまだ元気なうちの方が、良い種が採れます。
疲れた株からは疲れた実が、疲れた実からは疲れた種が多く採れます。

 

本来であれば、ナスは若どりをして株の体力を維持して育てますが、
種を採る場合だけは別です。

 

普段なら収穫するくらいまで育ってから、
1ヶ月ほど木につけたままにしておくと、
表面が茶色く変色し、皮が硬くなってくるので収穫をします。

 

・未熟な種は取り除く
水の中に種を入れた時、浮いてくる種は未熟な種です。
未熟な種は発芽率が悪くなるので、この時点でできるだけ取り除いておきます。

 

水を張ったボウルに種を落とした後、少し時間が経つと種が沈みます。
それでも浮いている種は未熟なので、
水を捨てつつ未熟な種も流すとうまく取り除けます。

 

・細かいネットを準備
種の水を切る時、できる限り細かい目のザルやネットを用意します。
ナスの種はとても小さいので、目が粗いと水と一緒に通り抜けてしまいます。
ストッキングタイプの排水口用ネットなどは、網目が細かいのでお勧めです。

 

・保存は冷蔵庫
種は気温の変化に敏感な場合があります。
冷蔵庫に入れておくことで、温度と湿度がほぼ一定に保たれるので、
品質の低下を防ぐことができます。

 

新しい種なら発芽率も良いですが、ナスの場合は種を採取してから、
少なくとも半年は保存しておく必要があります。
半年の間に種が劣化しないようにしておきましょう。

 

■参考
>>ナス 収穫時期は?
>>秋ナス 収穫のコツ

 

↓こちらを覚えると収穫量が2倍以上になります。
>>ナス わき芽かき 摘芯

 

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ナス栽培Q&A

ナス 種だらけ

読了までの目安時間:約 5分

 

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若採りの新鮮なナスのつぶつぶは、気になりませんが

 

 

ナスを収穫して、いざ料理をしようと包丁を入れてみると、
ナスの白い実の中に黒いつぶつぶつが多く含まれていることがあります。

 

ナスと聞いてイメージする白い果肉からはかけ離れているため、
一瞬食べても良いものかどうか迷ってしまいます。
この黒いつぶつぶはいったいなんなのでしょうか。

 

 

[ナス 種だらけ]

 

 

■ナスの種

 

ナスを切った時、中に黒っぽいつぶつぶがたくさん見えるのはナスの種です。
ナスはふっくらとした大きな実をつけますが、種はとても小さいです。

 

ナスの実は受粉することが膨らみます。
そのため、ほとんどのナスの実には種ができる可能性があります。

 

中には受粉せずに実が肥大する品種もあるため、
そういったものは受粉しないので、種ができないこともあります。

 

では、なぜ種がないものが多いのでしょうか。

 

種が目立たないものでも、よく見てみると、
小さな粒があったり、薄い茶色をした粒が入っていることがあります。
種は熟すと黒っぽくなるので、実が成熟しているということになります。

 

ただ、ナスは基本的には若いうちに収穫するので、
旬の始め頃は黒っぽい種が見られることが少ないです。

 

収穫最盛期を過ぎて、たくさん実をつけた株は、体力を消耗しています。
そういった株は新しい実をつけても、なかなか大きくならないことがあります。

 

長い期間、実を木につけた状態にしているため、
種ができあがってしまっていることもあるのです。

 

特にナスの旬の後半である秋になると、黒い種を含んだナスが増えてきます。

 

また、ナスを購入した後、すぐに使わずに放っておくと、黒っぽくなることがあります。
ナスの実は水分が多いので、購入後はできるだけ早い時期に料理しましょう。

 

けれどたくさん購入したり収穫したりすると、
なかなか一度に消費できず、長い間残ることがあります。

 

 

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ナスは収穫・購入したら早めに食べましょう

 

 

■種が多くても食べられる?

 

ナスに黒っぽい種がたくさん入っていても、食べられないことはありません。
もし白い果肉部分も黒や茶色に変色してしまっている場合は、
かなり傷みが進んでいるため、食味が悪くなっています。

 

少し変色している程度であれば、その部分を取り除いて料理に使えますが、
大部分が変色している場合は、処分した方がよいでしょう。

 

種はとても小さいですし、食べられないことはないのですが、
どうしてもプチプチとした食感が残ります。

 

この食感が嫌な場合は、種を取り除くことができないため、料理に向いていません。
特に食感が気にならない場合は、そのままいつもの料理を楽しむことができます。

 

購入から時間が経った場合も、種が熟して黒くなることがあるので、
購入後はできるだけ早く消費するようにしましょう。

 

また、家庭菜園でナスを育てている場合、
なり疲れや気温の低下などによって実の肥大に時間がかかるようになります。

 

この時、実がさらに大きくなるまで長い間待っていると、
種ができやすくなるので、早めの収穫を心がけましょう。

 

■参考
>>ナス 収穫時期は?
>>秋ナス 収穫のコツ

 

↓こちらを覚えると収穫量が2倍以上になります。
>>ナス わき芽かき 摘芯

 

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ナス栽培Q&A

ナスの花言葉

読了までの目安時間:約 5分

 

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ナスの花を見たことがありますか?

 

 

ナスを育てたことがある方は見慣れていると思いますが、
スーパーで並んでいるナスからは少し想像できない花かもしれません。

 

花びらは薄紫色をしていて、中心には黄色い雄しべがあります。
その雄しべの中心には、少し飛び出した雌しべがあり、
雌しべの先端は少し丸みを帯びています。

 

ナスの花は下を向いて咲いていることが多いため、
雌しべや雄しべは覗き込まないと見えないのですが、
生長具合を確認するのに重要な部分です。

 

花の大きさからは想像できない大きさの実がなるナスは、
どのような花言葉がついているのでしょうか。

 

 

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成長期には次々と花をつけます

 

 

■ナスの花言葉

 

ナスにはとてもたくさんの花言葉がつけられています。
よい語らい」「優美」「希望」「真実」「つつましい幸福」などです。

 

花には言葉以外にも、誕生花というものも決まっています。
ナスの花は実にたくさんの日の誕生花となっています。
6月8日、7月20日、7月31日、9月11日、10月10日です。

 

他の植物の花も、花言葉や誕生花として複数の日がついているものもあります。
野菜の花でこれほどの言葉と誕生花をつけられているのは珍しいです。

 

それくらい、人間にとって身近な野菜なのかもしれません。
ナスの花自体が花屋さんに並ぶことはほぼないため、
これだけたくさんの誕生花になっていたとしても、
ブーケにしてプレゼントするのは難しそうです。

 

 

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ホオズキの花言葉がかわいそうです

 

 

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ホオズキの花

 

 

◎ナス科植物の花言葉
ナスといえばナス科の野菜です。
ナス科にはナスの他にもたくさんの野菜や植物があります。

 

その中で、日本人に親しまれているナス科の他の野菜には、
どのような花言葉がつけられているのでしょうか。

 

シシトウ=厄介な感情
ピーマン=同情、海のめぐみ
ジャガイモ=慈愛、情け深い
トウガラシ=旧友
トマト=完成美、感謝
ホオズキ=偽り、ごまかし

 

こうしてみると、ナス科の野菜というのはたくさんあるものです。
同じナス科としてなじみがあるのは、
ピーマンやトウガラシ、シシトウ、トマトあたりでしょうか。

 

意外なのはジャガイモとホオズキですね。
パッと見た感じは他のナス科とは少し違っているように見えます。

 

特にジャガイモは可食部が地下にできるので、
地上部に実がなる他のナス科の野菜とは雰囲気が全く異なります。

 

けれど、実際に花を見てみると、やはり同じナス科なのだなと納得できます。
同じナス科でも、トマトやジャガイモのようなプラスのイメージのものがあり、
シシトウやホオズキのように、マイナスイメージのものもあります。

 

それでもなんとか理解できそうな花言葉ばかりですが、
中でもどうしても解せないのがピーマンです。
同情はともかく、海のめぐみとは?

 

ピーマンからはまったく海のイメージがわかないので、
この花言葉だけはちょっと納得しづらいです。

 

同じナス科であっても、花言葉も色々と違っていておもしろいですね。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス

ナス 肥料過多

読了までの目安時間:約 9分

 

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ナスは肥料食いと言われますが、肥料の与え過ぎも良くありません

 

 

ナスが必要とする肥料成分や追肥の時期があります。
必要でない成分を多く与えたり、あまり肥料を欲しがっていない時に、
大量に肥料を与えたりすると、やはり生育に支障が出てきます。

 

ナスが肥料過多の状態になると、
具体的にどのようになるのか、対策するのかをご説明します。

 

 

[ナス 肥料過多]

 

 

■ナスの肥料過多の症状

 

ナスは気温が高くなって生育が順調だと、次々と花を咲かせて実をつけます。
枝や葉を大きくし、花も咲かせて実も育てるとなると、確かに肥料が必要になります。
規定通りに追肥をすれば、ナスは肥料過多を起こすことはありません。

 

どちらかというと、肥料不足で悩まされることが多い植物ですが、
それでも必要以上の肥料を与えていれば、いつかは肥料過多になります。

 

ナスの肥料過多の症状を覚え、適切に施肥できているかをチェックしてみましょう。

 

・色が濃くなる
肥料の中でも、特に窒素が多いと起きやすい症状です。
ナスも品種によって、葉の色も多少の違いがあります。

 

濃い緑が標準なもの、薄い緑が標準なもの、白っぽい緑が標準なものと、
標準的な葉の色も品種によって違います。

 

そのため、一概に葉の色が濃い薄いと判断するのは難しいのですが、
苗についていたタグの写真や、品種をネットで調べると、画像が出てきます。

 

画像を参考にして、葉色の具合をチェックし、濃淡を確かめましょう。
新芽の部分は、紫色が濃く出る場合が多いですが、
それ以外の葉が極端に色濃くなっている場合は、肥料過多が疑われます。

 

 

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葉の色や葉脈の色をチェックします。このとげなし千両2号は適切な状態です

 

 

・葉が変色する
肥料不足になった時、葉の色が薄くなることがあります。
これと同じように、肥料過多の状態になっても、葉が変色する場合があります。

 

第一は、土の肥料濃度が高くなり、根が傷んだときの葉先の褐変です。
いわゆる肥料焼けといわれる状態で、根を傷めたことによって、
葉先が茶色く変わり、焼けたようになります。

 

第二は特定の肥料が多いことで起こる変色です。
葉脈の間がまばらに黄色く変色し、
少し葉の表面が縮れたようになるのは、リン酸が多い時です。

 

葉脈の間に、茶色い斑点が出るのは、マグネシウムやマンガンが多い時です。
このように、肥料全体ではなく、特定の成分が多い場合も、ナスはサインを出します。

 

・葉が内側に巻く
特に生長点に近い部分の葉で起こる症状です。
内側に巻くのは、肥料が効きすぎているサインです。

 

・葉が大きい
葉の色が濃いのと同様に、葉が大きいのも窒素が多い時によく出る症状です。
ナスの葉は意外と大きくなりますが、
それでもあまりに大き過ぎる葉は、過剰な肥料によって出た症状です。

 

 

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葉色、葉脈、花色が濃く、肥料過多の状態です

 

 

・花の様子がおかしい
ナスは花の状態を見ることで、肥料が不足しているか過剰が知ることができます。
花びらが大きくて色が濃い時、
花の中心にある雌しべがかなり長い時は、肥料過多のサインです。

 

また、蕾が横に広い形をしていたり、
茎が何本がくっついたように広がっている状態を帯化と呼びます。
帯化の原因も、肥料過多である場合が多いので注意が必要です。

 

・花付き、実付きが悪い
枝は伸びるけれど、花付きが悪かったり、
花は咲くものの着果不良を起こす場合は、肥料過多の場合があります。

 

この症状は肥料不足でも出る症状なので、他の症状と総合して判断します。
誤って判断すると、肥料過多の状態なのに肥料をさらに追加してしまったり、
肥料不足なのに控えてしまったりと、対処を間違えることがあります。

 

 

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葉が大きく育ち肥料負けしそうなナスの苗

 

 

■肥料過多の対処法

 

肥料過多にも種類があります。
肥料全体を与えすぎている濃度が高くなっている場合、
窒素が多くて葉や枝が茂りすぎている場合、
リン酸やマンガンなど特定の成分が過剰な場合などなど。

 

状態に合わせた対処法で、症状が改善して生育不良から脱出しやすくなります。
症状をよく確認して、何が原因かを確定してから対処法を試してみましょう。

 

・肥料濃度が高い場合
土の中の肥料濃度が高い場合は、まず水で薄めることから始めます。
いつもの3倍くらいの水を数日間続けます。

 

こうすることで、土の中の肥料成分が水に溶けて排出され、濃度が下がります。
特に鉢やプランターなどで育てている場合は、余分な肥料成分を含んだ水が、
容器の外に出るので、効果が高い方法です。

 

・窒素が多い場合
窒素が多い場合、水を控えることで吸収を抑えることができます。
ただナスの場合、水を控えると石ナスやボケナスといった症状が出ることがあります。

 

その場合、食用のお酢を散布することで軽減することができます。
食酢を500倍に薄め、葉面などに散布します。

 

葉の表面や裏から食酢を吸収することで、
根から過剰に窒素を吸収するのを防ぐ方法です。

 

 

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やや肥料が多いナス

 

 

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石ナス状態のナス

 

 

・リン酸が多い場合
リン酸の過剰障害が出るのは稀ですが、なくはないことです。
特にリン酸のみを大量に与えていると、起きやすくなります。

 

また、窒素と同じように、リン酸も土に蓄積されている場合があるので要注意です。
まずはリン酸分の施肥をストップします。

 

リン酸も水溶性のため、水を控えたいところですが、
ナス栽培では水を控えるのは気が引けます。

 

アメリカでは、リン酸と結合しやすいアルミニウムを散布することで、
吸収を阻害する方法が研究されています。

 

・その他微量成分が多い場合
マグネシウムやマンガンが過剰になる場合、
土の酸度が酸性に傾いていることが原因である場合があります。

 

この場合は、苦土石灰を施すことで中和することができます。
また、苦土石灰に含まれるカルシウム分が補充されることで、
土中の栄養バランスが整えられます。

 

排水不良によって、不要な成分が流れずにとどまることで症状が出ることもあります。
苗を植える時は、土の水はけを良くしておくようにしましょう。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス栽培Q&A

ナス プランターの育て方

読了までの目安時間:約 14分

 

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■ナス 栽培スケジュール

 

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■ナス 栽培データ

 

英名・学名 eggplant・solanum melongena
形態 多年草(日本では一年草扱い)
原産地 インド東部
草丈/樹高  80cm~100cm
収穫期 6月下旬~9月
栽培難易度(1~5)  3
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
特性・用途  長期収穫が可能

 

 

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ナスを育てたいが、ベランダしかない、地植えのスペースがない場合には、
プランターでも、ナスをじゅうぶんに育てることができます

 

 

プランター栽培はちょっとしたコツさえつかめば、
比較的簡単に、おいしい秋茄子まで収穫できます。
*より詳細を知りたい場合は、青いリンクのページをご覧ください。
■ナス プランターの育て方

 

・種まきからの場合
ナスは暑い地域が原産で、発芽温度が高く、寒さに弱い性質があります。
そのため、プランター栽培でも育苗には手間がかかるので、
初心者の方やスペースが狭い方は、市販苗を育てることをお勧めします。

 

中級者以上の方や、育てる株数が多い方は、
種から育てるのにチャレンジしても、楽しみです。

 

ナスは種播きから定植までの育苗期間が、だいたい80日~90日ほどです。
そのため、種播きの適期は、植え付け時期によって変わります。

 

気温が十分に上がり、遅霜の心配がない5月上旬頃に植え付けたい場合、
その80日~90日前に種播きするため、2月~3月頃に種播きします。

 

ただし、ナスの発芽温度は20度~30度なので、
この時期に種播きをする場合は、加温する必要があります。

 

加温せずに、気温が高くなってから種播きをする場合は、
4月下旬~5月上旬が種播きの適期です。

 

種播きが遅い分、収穫開始が遅くなりますが、
そのまま秋まで、ずっと収穫を楽しむことができます。
>>ナス 種からの育て方

 

・苗を選ぶ場合
苗からナスを育てる場合は、まずは良い苗を選ぶことが大切です。
良い苗を選ぶことで、その後の育ち具合や収穫できる量が格段に違います。

 

プランターに弱い苗を植え付けると、うまく育たず、途中で枯れてしまうこともあります。
苗選びはできるだけ慎重に行い、できる限り良い苗を購入しましょう。

 

 

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良い苗とは?
・本葉が7~9枚以上あり、子葉(双葉)がまだついている
・葉の色が大きく色が濃く、厚みがある
・全体ががっしりとしていて、茎が太い
・節と節の間が詰まっていて、徒長していない
・葉や茎などに傷がない
・病害虫の痕跡がない

 

これらの苗を選ぶポイントの他にも、
連作や病気に強い接ぎ木苗がお勧めです。

 

・植え場所(栽培環境)
ナスは、とっても太陽の光が好きです。
日当たりが悪い場所で育てると、全体の色が薄くなり、育ちが遅くなります。

 

プランター栽培でも、日当たりの悪い場所で育てると、花付き・実付きも悪くなり、
その結果、少ししか収穫できずにシーズンが終わることもあります。
できる限り日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。

 

また、ナスの葉は1枚1枚が大きく、
それが何枚も茂るので、風通しが悪くなりやすいです。

 

とくにプランター栽培では、風通しが悪くなると、
病害虫の原因となるので、置き場所にも注意します。

 

・プランターと土の準備
ナスはよく根を広げる上、生育スピードがピークに達すると、
相当量の水を要求するようになります。

 

そのため、プランター栽培では、できるだけ大きなプランターを準備しておきます。
深型菜園プランターなど、深さ30cm長さ60cm奥行25cm容量30リットルくらいあれば、
2株を育て、秋茄子も収穫することができます。

 

 

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深型菜園プランター、容量30リットルがお勧めです

 

 

また、プランター栽培に使う用土は、市販されている野菜用培養土が便利です。
市販の培養土は、すでに酸度も調整され、元肥も含まれていて、
野菜を育てるのにちょうど良い土に仕上げられています。

 

 

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野菜用培養土が便利 C)Hana Uta 米沢園芸 ←管理人はこちらを使っています。

 

 

そのまま使えるので、初めて野菜を育てる方にはお勧めです。
また、新しい培養土を使うことにより、連作障害などの心配がなくなります。

 

以前に使用した古土を使いたい場合は、そのまま使うのは厳禁です。
必ず消毒をし、新たに減った分の土を足し、
元肥と苦土石灰を混ぜて使うようにするとナスも元気に育ちます。
>>ナスの連作は?

 

・植え付け
植え付けは遅霜の心配がなくなる4月下旬~5月中旬頃が適期です。

 

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用意したプランターに、底が隠れるくらい鉢底石を入れます。

 

 

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その上から用土を、プランターの縁から2cm~3cmほど下まで入れます。
土の表面を平らにならしたら、植え付ける苗を植え付ける場所に仮置きします。

 

複数の株を植える場合は、株間を30cmほどあけておきましょう。
植え付ける場所に、根鉢がすっぽり入るくらいの植え穴をあけます。

 

 

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植え穴に水を入れ、染み込んだたらポットからはずした苗を入れ、
周りの土を寄せて植え付けます。

 

植え付け後は、プランターの下から水が出てくるくらいまで、
しっかりと水を与えておきます。

 

 

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やや浅植えで根鉢が見えないように植え付けます

 

 

・支柱
植え付け後、すぐに支柱を1本立てておきます。
株から少し離した場所に、支柱をほぼまっすぐに底まで挿しこみます。

 

 

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紐などを使って、支柱と苗を八の字にゆるく結んでおきます。

 

 

 

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支柱の組み方例
縦に組む支柱の長さは、150㎝、太さは2㎝くらいが最適です。
 

苗が根付いてしっかりとし、一番花が咲いて着果したら、
その後に伸ばす枝のために支柱を組んでおきます。

ベランダなど風の強い場所では、支柱をがっしりと組みます。

 

支柱を組んで伸びる枝を誘引しておかないと、
実の重さで枝が下がり、病気の原因や実付きが悪くなることがあります。

 

 

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ナスの支柱の立て方例

ベランダや屋上など風が強い場所ではガッチリ組みます

 

 

・水やり
植え付け後から根付くまでの1~2週間は、あまり乾かないように注意します。
根付いた後は、土の表面が乾いたら、
プランターの底から水が出てくるまで水を与えます。

 

気温が高くなってくると、ナスの生育スピードも速くなり、
かなりの量の水を欲するようになります。

 

朝に水を与えても、夕方には乾いていることがあるので、
その場合は夕方にもたっぷりと水を与えるようにします。
>>ナス 水やりのコツ

 

・追肥
植え付けてから2週間後から、追肥を始めます。
化成肥料を与える場合は、2週間に1回、1リットルに1g与えるようにします。
液体肥料を与える場合は、1週間に1回、水代わりに与えます。
>>ナス 肥料の与え方と時期

 

・仕立て
ナスは2本仕立てか3本仕立てにします。

 

 

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2本仕立てにする場合は、
一番花のすぐ下から出てくるわき芽を育てて、
一番花のついた主枝との2本を育てます。

 

 

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3本仕立てにする場合は、
一番花のすぐ下から出てくるわき芽と、そのさらに下のわき芽を育て、
一番花のついた主枝とで3本仕立てにします。

 

2本や3本仕立てに必要なわき芽よりも、
下から出てくるわき芽は、必要のない芽です。

 

そのまま放っておくと、主となる枝が育つのに必要な養分を奪うので、
早いうちに摘んでおきます。

 

・摘芯
主枝から発生したわき芽を育て、
花芽がついたのを確認した後、摘芯を行います。

わき芽をそのまま放置していると、枝葉がどんどん増え風通しが悪くなります。

 

枝が混み合いすぎると、どこで摘心するのか分からなくなるので、
わき芽の数が少ないうちに把握して摘心するのがポイントです。
>>ナス わき芽かき 摘芯

 

・誘引
主枝が伸びてきたら、支柱に紐などを使って誘引します。
枝の誘引を怠ると、実の重さで枝が下がり、枝が折れたり、
実が土について病気の原因となることがあります。

 

 

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ナスは若採りすると、収穫総量が増えます

 

 

・収穫
育てているナスの品種によって、
基準となる大きさや長さ、開花からの期間が異なります。

 

代表的なナスの中長ナスの場合は、
10cm~15cmくらいで少し小さ目で収穫するとちょうど良いです。

あまり欲張って実を大きく育ててしまうと、株が疲れやすくなります。

 

栽培後半まで、コンスタントに収穫するためには、実を若採りして、
株をいかに疲れさせずに維持するかがカギになります。

 

 

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更新剪定すると、秋には美味な秋茄子が収穫できます

 

 

・更新剪定=切り戻し剪定 
暑さには強いナスも、日本の真夏の暑さにはバテ気味になります。
初夏頃から続けて収穫をしていると、株に疲れが出る頃でもあります。

 

無理に実付きをよくしようと肥料を与えても、
弱った株に肥料を与えると、余計に状態が悪くなることもあります。

 

そんな時は、更新剪定をして、一時養生をするのがお勧めです。
更新剪定をして枝葉を落とし、根を切ることで、
ナスは株を回復させるためにだけ力を使うようになります。

 

7月下旬~8月上旬くらいに、主枝と側枝2本を半分から3分の2くの長さに切ります。
そして、1つの枝に葉は2~3枚くらい残すようにします。

 

暑い真夏の間はしっかりと養生して力を蓄え、
秋にはまたナスを収穫できるようになります。

>>ナス 更新剪定

 

・病害虫
アブラムシ、ハダニ、ニジュウヤホシテントウなどが発生することがあります。
薬剤の散布によって防除することができますが、
発見した時に捕殺することで、薬剤を使わず被害を軽減できます。

 

また、ハダニは高温乾燥の環境になると発生しやすいため、
葉の裏側に時々水をかけてあげる(葉水)と、予防になります。

 

■ナス プランター 育て方のコツ
1.気温が上がってから植え付けるか、防寒をする
2.肥料と水は切れないようにする
3.摘芯をして風通しを確保し、収穫量を上げよう 

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス 育て方

ナス 肥料不足

読了までの目安時間:約 8分

 

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1番果も収穫して、元気に育つなす

 

 

ナスは肥料食いと、よく言われますね。
肥料食いと聞くと、たくさんの肥料を与えないといけない、
と思いますが、厳密にはそうではありません。

 

ナスにとって、肥料が必要な時とそうでない時があります。
肥料が足りている時に追肥しても、効果がないだけでなく、
肥料過多で支障が出ることもあります。

 

ナスが肥料不足になっている時、ナスからのサイン=合図があります。
ナスが出す肥料不足のサインには、いくつかの種類があります。

花、葉、枝を見て、総合的に判断して追肥すると、失敗が少なくなります。

 

 

[ナス 肥料不足]

 

 

nasu (1)

雌しべの長さ、花びらの色、葉の色を観察します

 

 

■花を見る

 

ナスの花は、肥料不足のサインが一番分かりやすい部分です。
できれば開花したものは、1つ1つチェックして、
肥料不足になっていないかを見るのが良いでしょう。

 

すべての花をチェックし見分けることで、
肥料が足りているかどうかを、すぐに判断することができます。

 

・雌しべの長さ
肥料不足を知るのに、雌しべの長さはとても重要です。
ナスの花をのぞいてみると、黄色い雄しべが並んでいて、
その中央に薄い黄緑~白っぽい色をした雌しべがあります。

 

この雌しべが、周りにある雄しべよりも長いかどうかで、
肥料が足りているかを見分けることができます。

 

 

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雌しべが長く花色が濃い=肥料が足りている

 

 

nasu
雌しべが短く花色が薄い=肥料が不足している

 

 

雌しべが雄しべよりも長ければ、肥料は足りている状態です。
反対に、雌しべが雄しべとほとんど同じ長さか、
雄しべに隠れてしまっている状態なら、肥料不足です。

 

定期的に追肥をしていても、開花した花をすべてチェックしていると、
雌しべが少し短くなっているものが出てくることがあります。

 

ナスの最盛期になると、同じタイミングで咲いている花の数も、
生長中の実の数も多くなってきますね。

 

こういった時は肥料不足になりやすく、雌しべが短くなっていくことがあります。
雌しべが雄しべよりもほんの少し長い状態の時に追肥をすると、肥料不足を回避できます。

 

・花びらの色
花びらの色は、品種によって少しずつ濃淡があります。
けれど、同じ品種の中や1つの株の中であっても、色が薄くなる時があります。

 

その場合は、肥料不足が考えられるので、即効性のある液体肥料を与えて様子を見ます。
液体肥料は、少し薄めに作って与えると、過剰になる心配がありません。

 

・花の大きさ
同じ株なのに、最近咲いた花が小さくなってきたら、肥料不足のサインです。
本来であれば、花の大きさは、だいたい同じくらいになります。

 

それが極端に小さくなっていたら、肥料不足です。
液体肥料を与えて様子を見ましょう。

 

・次の花
花は咲いたけれど、次に開花すべき蕾がついていない場合、
肥料不足の可能性があります。

 

植え付けて間もない株や、シーズンが終わる株などは、
株の生長スピードが遅くなっているので、次の蕾がなくても心配はありません。

 

最盛期にも関わらず、次の蕾がついていない場合、生育不良が疑えます。
他のチェック項目を総合して、原因が肥料不足であれば、追肥をしておきましょう。

 

 

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葉の色も観察します、病害虫もチェックしましょう

 

 

■葉を見る

 

ナスの葉を見ていると、肥料不足のサインが出ていることがあります。
肥料不足の他にも、病気や害虫被害のサインも葉に出ることが多いので、
こまめにチェックしておくと、早期発見につながります。

 

・葉の色
葉の色の状態を見て、異常がある時は肥料不足が原因の場合があります。

 

下の方から順番に色が薄くなってくる場合は、窒素不足。
下から色が薄くなり、生長が悪くなるのはリン酸不足。
葉脈だけが緑色で残り、他が黄色く変色するのはマグネシウム不足。
新芽部分の葉が、葉脈もすべて黄色くなるのは鉄不足。

 

こういった特定の成分が不足している場合は、
それぞれに合った養液を散布するのが一般的です。

ただ、基本に沿った育て方をしていて、ナスに合った肥料を与えている場合、
こういった微量成分が不足するような症状はあまり見られません。

 

・葉の大きさ
同じ株なのに、他に比べて葉が小さくなったら、肥料不足かもしれません。
簡単にいうと、生育不良なのですが、原因が肥料不足とは限りません。
花の状態なども見て、総合的に結論を出しましょう。

 

 

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葉の大きさや枝振りも大切です

 

 

■枝を見る

 

開花中の花から生長点までの長さを見ることで、生育具合が分かります。
ナスの品種によって、うまく生育している基準となる長さが違うので、
育てているナスの調子が良い時の長さをあらかじめ測っておくと良いでしょう。

 

目安として、中長ナスや水ナスなどは20cm~25cm、
樹勢が強めの緑色をしたナスなどは25cm~30cmです。

 

目安より短い場合は、肥料不足になっているので追肥を行います。
ナスは枝を伸ばしながら新しい花芽をつけるため、
枝を伸ばす力と実をつける力のバランスがとれている必要があります。

 

枝を伸ばす力が強くなると花付きが悪くなり、
実をつける力が強くなると枝の伸びが悪くなり、次の良い花芽がつきにくくなります。

 

目安よりも短くなっているということは、枝を伸ばす力が弱まっています。
実をつける方に力が強くなっているので、追肥とともに摘果を行うと効果的です。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス栽培Q&A

ナス 皮が固い

読了までの目安時間:約 7分

 

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2本仕立てに誘引したら、調子が良い千両ナス

 

 

栽培中のナスの皮が固い原因はなんでしょうか?

 

高温を好むナスは、6月に入ると、そろそろ収穫時期に入ります。
ナスは花が咲いてから実を収穫するまでに約1ヶ月ほどかかります。

 

しかし一番果実は、小さいうちに収穫すると樹勢が安定するので、
満足できるサイズの実がとれるのは2個目以降ということになります。

 

けれど待望の実を収穫して食べてみたら、
皮が固くて食べにくいということがよくあります。

 

ナスの皮が固くなってしまうのには、どのような原因があるのでしょうか。

 

 

[ナス 皮が固い]

 

■水・肥料不足

 

水や肥料が不足していると、皮が固くなりやすいです。
ナスは、水分と肥料を比較的多く必要とする植物です。

 

雨が少なく猛暑などで乾燥が早まったりすると、水分不足となって皮が固くなります。

 

特に鉢やプランターなど、容器栽培でナスを育てている場合は、
土の量が地植えよりも少ないため、乾燥しやすくなります。

 

ナスは最初から大きめの容器にたっぷり土を入れて育てるようにしますが、
それでも乾燥が激しくなることがあります。

 

その場合は、一回り大きい容器にナスを容器ごと入れて二重鉢にしたり、
株元に直射日光があまり当たらないようにすると、土の乾燥を軽減できます。

 

ナスは高温期になると、次々に花を咲かせ実をつけるため、肥料が欠かせません。
追肥をさぼってしまっている場合は、適量を与えて様子を見ましょう。

 

この時、今まで追肥していなかったからと、
いきなり大量の肥料を与えるのは、やめておいてください。

 

追肥をしているにも関わらず、花色が薄いなどの、
肥料不足のサインが出ていたら、水不足も併発しているかもしれません。

 

液体肥料を与えているのであれば、水不足はほぼ関係ないのですが、
粒状や玉状の肥料を与えている場合は要注意です。

 

粒状や玉状の肥料は、水分に触れることによって肥料成分が溶け出ます。
つまり、肥料だけ与えていても、水も十分に与えていなければ、
肥料成分が溶けだすことができずに、肥料不足に陥ることがあるということです。

 

過度な水やりや追肥はご法度ですが、
適切な量とタイミングの水やりと追肥は、ナス栽培には欠かせません。

 

ナスの葉や実、花の様子と土の乾燥具合をこまめにチェックするようにします。

 

 

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健康に育ったナスは、皮が軟らかく美味しいです

 

 

■低温・高温

 

ナスは高温を好む野菜といわれているため、
低温の時期は生育不良や受粉不良が起きやすくなります。

 

また、高温を好むといっても限度があるため、
猛暑日が続くとバランスを崩し、受粉不良を起こしやすくなります。

 

受粉不良が起きる原因はいくつかありますが、
皮が固くなるのは、低温や高温で正常な花が咲いていない場合が多いです。

 

一見すると問題ない花であっても、
花粉の出が悪かったりすることで、受粉不良が起きやすくなります。

 

受粉不良などが原因でホルモンバランスを崩したナスは、
着果しても大きく育たず、石のように硬い「石ナス(単為結果)」と呼ばれる状態になります。
>>ナス 単為結果とは?

 

植え付け直後や梅雨の低温になりやすい時期は、防寒対策をして気温を保ちます。

真夏の猛暑が続いた時は、繁茂している部分の葉を減らして、
風通しを良くするなどして、できるだけ涼しい環境を作ってあげましょう。

 

 

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ナス、日当たりは好きですが、西日は苦手です

 

 

■直射日光に当たりすぎた

 

ナスは日当たりの良い環境を好みますが、
果実に直射日光が当たりすぎると、皮が固くなることがあります。

 

これはナスが過度な太陽の光から実を守ろうとした結果です。
だからといって、半日陰などに移してしまうと、
今度は生育不良になることがあるのでお勧めできません。

 

このような時は、西日を遮ってみましょう。
太陽の光が丸一日当たるような場所であれば、西日も当たることがあります。

 

夏の西日はとても強いため、西日を遮ってあげるだけでも、
日当たりを和らげることができます。

 

西日が当たる角度に合わせて遮光ネットをかけたり、
建物などの陰になるような場所を移動するだけでも、西日を遮ることができます。

 

西日を遮ることで、土の乾燥が和らぐことにもつながり、
水不足を軽減するのにも役立ちます。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス栽培Q&A

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