ホワイトベル
ホワイトベル
ホワイトベルは、真っ白なナスで、ヘタは緑色をしています。
イタリアを原産とする西洋品種で、日本でも人気があります。
ホワイトベルの特徴と育て方のコツをご紹介します。
[ホワイトベル]
■ホワイトベルの特徴
・白い果実の秘密
茄子紺という表現があるように、
日本では紺に近い黒っぽい紫色をしているナスが一般的ですが、
イタリアなすの色は緑色、薄紫色、白色とさまざまです。
ホワイトベルなどの真っ白いナスは、
「ナスニン」と呼ばれるアントシアニン色素が含まれていません。
ナスニンは、ポニフェノールの一種で、抗酸化作用が期待できるため、
近年アンチエイジングにも有効とされています。
しかし、ホワイトベルなどの白ナスはナスニンが含まれていないため、
紫外線から身を守る術がありません。
そのために、白ナスは皮が一般的なナスに比べ若干厚く、硬くなっています。
食べるときに、皮が厚いのはマイナスにとらえられますが、
その分、水分保水力が高く、みずみずしい果肉になるため、
白ナスもとてもおいしく食べることができます。
・調理方法
白ナスは変色しやすいので、
切ったらすぐに塩水につけておくと綺麗な仕上がりになります。
また、素揚げしてから調理すると、より白さが際立ちます。
グラタンやパスタの他、カレーや、クリームシチュー、
トマト煮、クリーム煮などの料理に適しています。
そのままソテーして、ナスのステーキとして食べても満足感があります。
・収穫適期サイズ
直径約9センチ、長さ約12センチほどが収穫適期サイズです。
・入手方法
ホワイトベルは、国内でも入手しやすいイタリアなすです。
種子として販売されているものだけでなく、
吉谷農芸 楽天市場店さんでは接木苗の販売もあります。
種まきの適期は2月~5月で、発芽までに1~2週間かかります。
発芽適温が20~30度とやや高めなので、
しっかりと気温が暖かくなってから育て始めるのがベストです。
2月などまだ寒い時期に栽培を始める場合は、ハウスでの育苗が必要です。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定