民田茄子

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2019年09月14日（土）

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民田茄子

民田茄子（みんでんなす）は、山形県鶴岡市の民田周辺で栽培されてきた、
伝統野菜のナスの品種です。

小さい果実を漬物用として使うナスで、からし漬けや一夜漬け、
味噌漬けや浅漬けなど、いろいろな漬け方で食べられます。

可愛らしい民田茄子の特徴と栽培のコツについてお伝えしていきます。

[民田茄子]

民田茄子のからし漬けが絶品！

■民田茄子の特徴

・果実
果実は手のひらにちょこんと乗るくらいのサイズになったら収穫します。
卵のようにまるく、果皮と果肉はしっかりとしています。

・極早生種
草丈が低く、草姿も含め、非常にコンパクトに育ちます。
スペースが広く使えない場合でも密植して栽培することができます。

・お漬物に最適
からし漬け、粕漬け、味噌漬け、塩漬け、一夜漬け、こうじ漬け、
いろいろな漬物に良く合う品種です。

自宅でいろいろなお漬物を手軽に楽しめるので、
育てがいがあります。

・江戸時代から栽培
民田地域にある八幡神社の社殿を作っているときに、
京都の宮大工が種子を持ち込んだことから、民田茄子が生まれたといわれています。

その歴史は古く、江戸自体の初期から栽培されていました。

・出羽小ナスの親品種
民田茄子は、出羽小ナスの親品種としてもしられています。

民田茄子と窪田茄子を掛け合わせて生まれたのが、出羽小ナスです。

出羽小ナスの方が品種改良されている分、収量が高くなります。

・入手方法
民田茄子は野口のタネオンラインショップにて手に入れることができます。
1袋約100粒入って、300円少々と安価なので、チャレンジしてみる価値ありです。

民田茄子一夜漬けも庄内の夏のおいしさです　C）清川屋

■民田茄子の栽培のコツ

・種まきの適期
種まきの適期は、直播きにする場合、5月頃です。

・収穫期
夏～秋にかけてが収穫期となります。

・栽培の注意点
温床育苗する場合は、1月下旬くらいから種まきが可能です。

露地に定植する時は、地温が18度以上になった頃を目安にします。

コンパクトに育つので、密植できます。

高温期は株元に敷きわらをして、充分に水やりを行いましょう。

民田茄子みんでんなす