おいしいナスを育てるには?
おいしいナスを育てることには、ちょっとしたコツがいります
実がなって食べてみたら、スカスカして歯触りが悪かったり、
焼いてみてもトロッとしたナスの美味しさが出ないことがあります。
こちらでは、おいしいナスの育て方のコツをご紹介します。
[おいしいナスを育てるには?]
■おいしいナスを育てるには?
1.品種を選ぶ
ナスの品種は、世界で約1000種、日本では約200種もあります。
ナスの調理目的により品種を選ぶことは、おいしいナス作りに大切です。
「千両二号」は、皮がやわらかで、漬物、炒め物、天ぷらまで、
すべて美味しく甘みの出る調理ができる品種です。
「くろわし」という米ナスは、締まった肉質で、加熱しても煮崩れがなく、
焼いたり、煮込み料理にとろとろ感が出て味わいがあり格別です。
主な料理の用途で、品種を選ぶようにします。
2.土作りをしっかり
ナスは、繊細な植物なので、ナス科の連作を避け、
最初の土作りをしっかりすることが、おいしいナスを作るコツです。
ナスを育てる畑は、30cmほど、あらかじめよく耕しておきます。
プランターで育てる場合は、できるだけ新しい培養土を使います。
地植えでもプランター栽培でも、完熟腐葉土を1~3割り混ぜ込んで、
水はけを良くしてあげると元気に育ちやすいです。
*土づくりの詳しい方法はこちらをご覧ください。
>>ナス栽培の用土
3.容器栽培は深型が安心
ナスは、標準プランターでも元気に育ちます。
しかし根の張りが強いので、深型プランターを使うとさらに生育が良いです。
とくに秋ナスも収穫したい場合には、秋まで根が張れる、
深くて容量の大きいプランター、トロ箱、鉢を使いましょう。
4.元肥・追肥を忘れずに
「ナスは肥料食い」と言われますね。
ナスを長期間おいしく実らせるには、元肥、追肥の与え方が、とても大切です。
肥料切れすると、その後の生育や収穫量、味わいに大きく影響するので、
追肥は忘れずに定期的に行うようにします。
株の栄養状態が悪かったり、受粉ができない場合には、
石のように固い「石ナス」ができますので、早めに取りましょう。
ナスは、土づくり、温度、日当たり、水やりがうまくいくと最高においしくなります!
5.日当たりで暖かい場所に植える
ナスの原産地はインドで、ナスは暑い環境が好きな植物です。
ですので、じゅうぶんに日が当たり、暖かい場所に植えるようにします。
日当たりが悪いと、花が落ちたり、ナスが大きくならないこともあります。
また気温が20度以上ないと受粉がうまくいかず、良い実がなりません。
6.こまめに水やりする
ナスは、乾燥に弱いのでこまめに水をあげましょう。
トマトのように水を切って甘くする必要はないので安心して水をあげてください。
ただし、水やりが多すぎると、根腐れや灰色かび病などが発生します。
地植え、プランター栽培とも、地面の乾き具合を観察して水を与えます。
早めに収穫すると、やわらかいおいしいナスが採れます
7.早めに収穫する
ナスの大きさが10~13cmくらいで収穫しましょう。
収穫時期が遅れると、ツヤのない、色も薄いナスになってしまいます。
早めに収穫すると、やわらかいおいしいナスが採れます。
実を大きくすると苗が疲れ、次の花が咲きにくくなります。
小さい果実を収穫すると、結果的に収量がとても多くなります。
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