ナス 梅雨 真夏 管理

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ナス 梅雨から真夏の管理

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とげなし千両二号、10号鉢で2本仕立てしています

 

 

ナスは夏が旬の野菜です。
家庭菜園でナスを育てる時も、
梅雨から夏にかけての管理が、重要となってきます。

 

ナス栽培での、梅雨から真夏の管理のポイントについてまとめました。

 

 

[ナス 梅雨から真夏の管理]

 

 

■ナス 梅雨から真夏の管理

 

梅雨から真夏にかけての日本は、気温や湿度に大きな変化があります。
この時期をどう管理するかによって、
ナス栽培がうまくいくかどうかも決まる、とても大切な時期です。

 

梅雨で雨が降っているから大丈夫、夏で気温が高いから大丈夫と思わず、
こまめに状態を確認しながら、ナスの手入れを行いましょう。

 

 

梅雨明け時期は、ナスの病害虫も発生しやすいです

>>ナスの病気-概要
>>ナスの害虫-概要

 

・過湿と乾燥対策
ナスは水分をよく欲しがるといわれています。
そのため、乾燥には注意して育てることが多いですが、
意外と過湿による不調も多いものです。

 

特に梅雨の時期は、雨が何日もしとしとと降り続くこともあり、
曇っているだけでも湿度が高く、じめじめしています。

 

過湿や乾燥によって根が傷んだり、
病害虫の被害が出やすくなるので、予防が必要です。

 

過湿と乾燥の両方に効果があるのが、マルチです。

 

敷きワラやビニールマルチなどをうまく使うことで、
余分な水分が入り込むのを防ぎ、
かつ水分が蒸発し過ぎるのも防ぐことができます。

 

畝立ての時点から利用するならビニールマルチ、
植え付けが終わってから利用するなら
敷きワラなどの、有機マルチがお勧めです。

 

地植えの場合、敷きワラを敷く時は、通路まで敷いておきます。
ナスの根はよく広がり、通路まで伸びることもよくあります。

 

この時、通路が露出したままだと、踏みしめて根の生育を悪くするので、
敷きワラを敷いておくとクッションになります。
プランターなど容器栽培にも、ワラのマルチは効果的です。

 

 

実は若採りすると、樹がバテず良い実を長くならしてくれます

 

 

・遮光して根を守る
ナスは高温を好みますが、あまりにも高い気温は苦手です。
また、株元に強い日差しが当たることによって、
土が高温かつ乾燥し、根が傷みやすくなります。

 

これを防ぐために、株元を遮光してあげましょう。
敷きワラなどのマルチももちろん有効ですが、
遮光するなら新聞紙や段ボールなどもお勧めです。

 

・肥料切れに注意
苗を植え付けた後、順調に生育すると、梅雨頃に収穫が始まります。
雨が降って水分がたっぷりあり、体力も十分あるので、
次々と実をつけて肥らせます。

 

ここで肥料切れを起こすと、早々にスタミナが切れて調子を崩すので、
肥料切れには注意します。

 

追肥のタイミングや濃度、量を守り、忘れずに与えることが大切です。
くれぐれも無計画に大量の肥料を与えるのは、避けましょう。
>>ナス 肥料の与え方と時期

 

 

プロのナスの育て方、しっかりマルチ、剪定して風通しの良い状態です

 

 

・葉を剪定して病害虫予防
梅雨の間は、曇りや雨の日が多くなる上、湿度が高くなります。
天気が悪いと日照不足になって軟弱に育ち、
湿度が高いと病害虫の危険が高くなります。

 

また、梅雨が明けた後、気温が高くなってきた時に、株の通気性が悪いと、
蒸れて枯れこんだり、生育が悪くなります。

 

適度な通気性と日当たりを得るためには、不要な葉や枝の剪定が欠かせません。
収獲する時に、不要な枝や葉は剪定しておくと、
ナスの大きな葉や枝が風通しや日当たりを邪魔することがありません。

 

通気性が良く株の中までしっかりと光の入る環境でこそ、ナスの力を発揮できます。

 

・水やりはこまめに
ナスは水を好みますが、地植えでは基本的には水やりをしないことが多いです。
あまりに乾燥すると、どうしても実の生長が悪くなり、
石ナスやボケナスの発生が多くなります。

 

また、肥料の効きも悪くなるため、
肥料切れによるスタミナ不足になることもあります。

 

不規則に水を与えていると、乾湿の差のバランスが悪くなり、根が傷みやすくなります。
地植えでも容器栽培でも、乾湿の差を作ることは、ナスを丈夫に育てるのに必要です。
また、水のやり方やタイミング、回数がナスに合っていないと、不調の原因となります。

 

特に梅雨は雨が多く湿気がちで、真夏は高温で乾燥がちになるので、気遣いましょう。

近年は異常気象によって天候が読めないということもあるので、
地植えであっても、こまめに水やりをしておき、
乾湿のバランスが悪くならないようにしておくと良いでしょう。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定



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