たまごナス
たまごナス C)natural-harvest
日本では「たまごナス」と呼ばれている、
ウズラの卵を少し大きくしたような形のナスは、
イタリアの品種で、「PIANTA DELLE UOVA」という商品名です。
たまごナスは、イタリアのFRANCHI社から出ているDELLE UOVAという品種です。
日本の種苗店より通販で購入できるので、日本でも育てることができます。
すでに日本でも人気が高いたまごナスの特徴と育て方のコツをご紹介します。
[たまごナス]FRANCHI社
■たまごナスの特徴
食用として食べることもできますが、鑑賞用としての魅力も高く、
鑑賞用として購入される方もたくさんいます。
・マッシュルームに近い味と食感
イタリア産のこのナスは、日本のナスというよりは、
マッシュルームに近い味と食感が楽しめます。
そのため、マッシュルームの調理法と同じく、
炒め物よりも煮込み料理に適しています。
色合いも鮮やかなので、彩りも良くなります。
・生育が旺盛
とても生育が良く、草丈が60~90センチにも生長します。
強健なので育てやすい品種です。
■たまごナスの栽培のコツ
・種まき適期と収穫時期
種まきは、2月~5月の中旬頃までが適期です。
収穫は、6月~9月頃までできます。
・種まき
水はけが良く、有機質に富んだ土を使います。
育苗ポットなどに3~4粒まき、間引きしつつ、丈夫な1本を伸ばしていきます。
発芽までは1~2週間かかりますが、
その間は強い日差しや、雨、風の影響を受けやすいので注意します。
・植え付け
種まきから約1ヶ月強、本葉が7~8枚になった頃定植させます。
株間は40センチが目安ですが、1株ずつであれば、コンテナ栽培も可能です。
植え付けと同時に支柱を立て、軽く誘引します。
・収穫
定植から約2ヶ月で開花します。
開花後、約1ヶ月が収穫の適期です。
たまごナスの中は種がたくさん詰まっていて、
生育すればするほど、この種が硬く、味がおちてしまいます。
食用にするのであれば、若いうちにどんどん収穫するようにしてください。
なお、たまごナスはイタリアから輸入された種となりますが、
種袋には日本語に訳された育て方が記されているので安心です。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定