パープルクララ
パープルクララ
パープルクララは、ゼブラナスとも呼ばれるイタリアナスの一種です。
西洋野菜は色鮮やかなものが多いですが、
ナスはとくに日本では見かけない鮮やかなものが多いです。
このイタリアナスは、淡い紫色の果実に、
白いストライプが入っているナスで、
サイズは5~10センチほどととても小さいナスの品種です。
■パープルクララの特徴
・果実
収穫適期の長さは約5~10センチと小ナスで収穫します。
長ナスがそのまま小さくなったような長細い形をしていて、
形そのものは日本のナスと変わりません。
しかし、果実の色はやはり目を引きます。
日本のナスはガクの色も果実の色も濃く、
黒に近い紫色をしているのが一般的ですが、
パープルクララは薄い紫色の果実に白い縞模様、
ガクも紫ではなく黄緑色をしています。
この特徴は、米ナスと同じです。
そのため、パープルクララなどのイタリアナスも、
米ナス同様の食べ方で美味しく食べることができます。
・食べ方
パープルクララは苦味が少なく、
種子の入りも少ないので、果実がとてもまろやかです。
加熱すれば、とろけるようなクリーミーな食感が味わえるので、
漬物やサラダなどの生食よりも炒め物やフライ、
天ぷらなどに適しています。
原産国であるイタリアやヨーロッパ各国では、
パスタやラタトゥイユなどに欠かせない野菜の1つとして人気がありますが、
上記に挙げたような天ぷらや煮物料理などの和食にも合うので、
是非、ご家庭で調理してみてください。
■パープルクララの栽培のコツ
種まきの適期は3月~5月、発芽適温は20~30度と高めなので、
充分に気温が上昇してからの播種がおすすめです。
発芽適温をクリアーした条件下では、
発芽までにだいたい5日~12日ほどかかります。
大きく育てることもできますが、
収穫適期サイズは5~10センチとかなり小ぶりなナスなので、
大きくすることで食味が損なわれてしまいます。
皮や果実が硬くなり美味しく食べられなくなってしまうので、
収穫適期サイズあたりで収穫するようにしましょう。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定