山形系梵天丸
山形系梵天丸
山形系梵天丸(やまがたけいぼんてんまる)は、
株式会社 渡辺採種場 松島交配の丸ナスの品種です。
手のひらに乗る、かわいい一口大の小ナスで、主に浅漬けに使われています。
皮がうすくて歯切れの良い口当たりで、浅漬けらしいみずみずしさを、
ダイレクトに味わうことの出来る品種です。
山形系梵天丸の詳しい特徴や適作型、同じ松島交配から出ている、
秋田系梵天丸との違いも含めて、紹介していきます。
[山形系梵天丸]
■山形系梵天丸の特徴
・果実の形と食味
山形系梵天丸と秋田系梵天丸は、どちらも丸ナスの品種です。
とくに山形系梵天丸はひとくちで食べられる小ナスとしての評判が良く、
まるごと食べる浅漬けなどとして、加工して販売されていることも多いです。
うすい皮と歯切れの良さ、肉質が非常にち密なナスなので、
いろいろなお漬物にして楽しむことができます。
・食べ方
ナスはお漬物に良く合います。
浅漬けやぬか漬けはもちろんのこと、からし漬けなども人気の高い漬け方です。
山形系梵天丸はその丸いフォルムとひとくちで食べられるサイズ感から、
お漬物に最適な品種なので、是非、さまざまなお漬物にチャレンジしてみてください。
・秋田系梵天丸との違い
山形系梵天丸と秋田系梵天丸は非常に似ている品種で、どちらも早生種ですが、
より早熟なのが、山形系梵天丸です。
・草勢と草姿
非常に元気の良い丈夫な株に育ちます。
草姿は開帳性で、葉がやや小さく、とても管理しやすい草姿をしています。
着果数も多いので、つぎつぎになり、多収も見込めます。
直売所での販売を考えている方にもおすすめです。
■山形系梵天丸の栽培のコツ
・適作型と栽培スケジュール
トンネル早熟栽培、露地早熟栽培に最適な品種です。
また、関東以西の地域では露地抑制栽培も可能です。
北海道や東北といった冷涼地での栽培にも適しているので、
非常に育てやすく、土地を選ばない品種と言えます。
冷涼地では9月のおわり頃まで、関東より西の温暖な土地では、
10月のおわり頃まで収穫ができます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定