紫紺仙台長
紫紺仙台長
紫紺仙台長(しこんせんだいなが)は、株式会社渡辺採種場、
松島交配のナスの品種です。
この品種は、仙台の名産品である「長茄子漬け」の原料品種として有名で、
浅漬けにピッタリです。
食欲のなくなる暑い夏の箸休めにちょうど良く、
通販で「長茄子漬け」を買い求める人もたくさんいます。
この記事では、原料品種の紫紺仙台長の特徴と栽培のコツについて、
詳しくご紹介していきたいと思います。
[紫紺仙台長]
■紫紺仙台長の特徴
・草姿
草姿は立ち性で、葉は小さく、枝の発生の良い品種です。
その分多くの果実がとれます。
・果実
果実は仙台長ナスと同じ、細長い形をしています。
10~11センチの小ナスで収穫したものを漬物にするのが一般的です。
美味しいと評判の仙台長なす漬け
・仙台長茄子漬け
仙台は、長茄子漬けが名産品としてとても人気があります。
冒頭でも少し触れましたが、その長茄子漬けに使われているのが、
この紫紺仙台長(しこんせんだいなが)です。
岡田の仙台長なす漬け本舗というお店が専門店です。
直営店は、仙台市にある卸町本店とエスパル仙台店の2店舗ですが、
仙台市の他、大崎市や名取市など、いろいろなところに販売店舗があります。
県外にも出店するなど、仙台長茄子漬けは名産品として名高いです。
紫紺仙台長を家庭菜園で育てれば、自宅でも仙台長茄子漬けを作ることができます。
より新鮮なナスを使うことができるので、是非、栽培にもチャレンジしてみてください。
■紫紺仙台長の栽培のコツ
・適作型
冷涼な地域では、トンネル早熟栽培、露地早熟栽培に適しています。
関東と関東より西の地域では、トンネル早熟栽培、露地早熟、
露地抑制栽培の3つが適作型となります。
・関東以西の露地抑制栽培のスケジュール
露地抑制栽培では、4月下旬~5月中旬すぎくらいまでが、種まきの適期です。
定植は6月中旬くらいから、7月上旬くらいまでに行います。
そこからまた約1ヵ月弱ほどで収穫期を迎えます。
10月いっぱいまで収穫できます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定