ナス 育て方

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ナス栽培 いつまで?

読了までの目安時間:約 8分

 

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まだまだ元気に実をつけるナス=築陽(2016.08.28)

 

 

ナスを育て真夏になると、
いつまで実をつけさせて良いのか分からないことがあります。

 

育て方や環境によっては、真夏に枯れてしまうこともありますが、
反対にとても長く生育を続ける場合もあります。

 

早いうちに調子を崩してしまった場合、
剪定や養生をしても戻る気配がなければ早めに撤収しても構いません。

 

そのまま畑に置いていると、病害虫にかかることもあります。
近くで育てている植物にも被害が出るので注意が必要です。

 

では、秋になっても調子が良い株は、いつまで育てるのが良いのでしょうか。

 

 

[ナス栽培 いつまで?]

 

 

■ナスの生育温度

 

ナスは高温を好むため、苗を植え付けた後など保温してあげる必要があります。
梅雨が明けた後は、低温のために保温が必要なことはほとんどありませんが、
真夏を過ぎて秋になると、だんだんと涼しくなってきます。

 

秋になって涼しくなってくると、次に気になるのが、
ナスはいつまで生育するかということです。

 

日本は冬が寒いため、ナスは冬を越すことができません。
なので、一年草として毎年苗や種から育てる必要がありますが、
実はナスは多年草なのです。

 

ナスが育つために必要な気温を確保することができれば、
何年も育てることが可能な植物です。

 

ただ、気温が低い状態が続くと、花芽がつかなくなるので、
実を収穫できるように調整するのはなかなか難しいものです。

 

ナスはだいたい昼間に20度以上あり、
夜でも15度以上の気温があれば生育します。

 

昼間20度、夜15度が最低ラインの気温となるので、
これよりも低くならなければ、ゆっくりでも生育を続けます。

 

日本の場合、寒冷地だと10月中旬頃から、
気温が急激に下がり始めることがあり、霜が降りる地域も出てきます。

 

こうなると、保温なしでのナス栽培はほぼ不可能となるので、
地域にもよりますが、10月中旬頃を目処に撤収をします。

 

暖地などであれば、まだまだ花が咲いているということもあるでしょう。
その場合は、様子を見ながら栽培することになります。

 

気温が下がると、花が咲いても着果率が悪くなったり、
着果しても実の肥大にかなりの時間がかかります。

 

ある程度であれば、肥大に時間がかかることで味が濃くなるのですが、
あまりに時間がかかると、ツヤのないボケナスが多く育ちます。

 

暖地であっても、越冬させるつもりがないのであれば、
肥大に時間がかかるようになったら、花をつけていても撤収を考えましょう。

 

 

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更新剪定後、つぼみをつけるとげなし千両2号(2016.08.25)

 

 

■更新剪定をするかどうか

 

高温を好むナスであっても、
真夏の高温の中で実を多くつけると、体力が奪われバテてしまいます。

 

最近はそれを見越して、7月下旬~8月上旬に更新剪定を行い、
秋ナスを目標に養生する方法が主流になってきています。

 

更新剪定をすると、しばらくは花芽もつかず実も収穫できませんが、
暑い夏を養生して過ごすため、1ヶ月ほどで、また花を咲かせるようになります。

 

真夏に体力を維持し、秋以降の花付きも良くなり、収穫が期待できます。
この場合、体力が残っている限りは実を順調につけ続けるので、
気温が下がって実が肥大しなくなるまで育てることができます。

 

反対に更新剪定をせずに夏を過ごさせると、
暑い真夏にも花を咲かせて実をつけようとします。

 

株の調子によっては、真夏も実を大きく肥らせ、多く収穫できます。
ただ、暑い期間に実をつけることで、体力をたくさん使うため、
涼しくなってくる頃に急激に調子が悪くなり、枯れることがあります。

 

その場合は、復調が難しくなるため、早々に弱った株を片付けて、
次に栽培する植物のために土を作っておくのが良いでしょう。

もし更新剪定をしていなくても、ずっと調子が良い場合は、
無理に終わらせずそのまま実をつけて収穫することができます。

 

 

■長く収穫するために

 

気温が下がって生育が悪くなるギリギリまで栽培する場合、
株の調子が悪くならないように、じゅうぶん注意する必要があります。

 

基本的な栽培方法(水やり、追肥等)は守ります。
特にナスは水を好むので、極端に乾かないように水やりには配慮します。

 

さらに、長く収穫を楽しむためには、体力を使いすぎるのは禁物です。
実をいつまでもつけておくと、それだけで体力が奪われます。

 

収穫する時は、若いうちに収穫すると樹が疲れません。

 

 

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石ナス

 

 

■寒い時の収穫のタイミング

 

気温が下がってくると、株自体の生育も緩慢になり、実の肥大も遅くなります。
あまり長く実を木につけたままにしておくと、体力を奪われるばかりか、
実のツヤがなくなって、いわゆるボケナス状態となってしまいます。

 

ボケナスは色やツヤが悪くなるだけでなく、食味が悪くなります。
中には石ナスと呼ばれる硬くなったナスができたりすることもあります。

 

こうなるとツヤのある状態には戻りにくいので、早めに収穫します。
最盛期に比べると、収穫適期となったナスは実が小さくなります。

 

大きくなるまで待たずに、ツヤの良いうちにどんどん収穫してしまいましょう。
おいしく食べられる状態で収穫することで、
9~10月頃までおいしいナスを楽しむことができます。

 

■参考
>>ナス 収穫時期は?
>>秋ナス 収穫のコツ

 

↓こちらを覚えると収穫量が2倍以上になります。
>>ナス わき芽かき 摘芯

 

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ナス栽培Q&A

ナス 種の採り方

読了までの目安時間:約 5分

 

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今年の「とげなし千両二号」は美味しい! が固定種ではないのが残念

 

 

ナスを育て収穫し、実際に食べるととてもおいしい実がつくことがあります。
そういった株は、種をとって翌年も栽培すると、
親と同じようにおいしい実を収穫できる可能性があります。

 

ナスの実から種を採る方法をご紹介します。

 

 

[ナス 種の採り方]

 

 

■種が採れる品種

 

ナスだけではありませんが、植物の中には種をとって育てても、
親と同じようには育たないものがあります。

 

園芸用の品種で多いのですが、F1種と呼ばれる品種です。
交配を重ね、育てやすさや実のおいしさなどを併せ持つけれど、
固定化ができていないという品種です。

 

F1種の品種から種をとることは可能ですが、その種を播いて育てても、
親と同じような性質が出ないことがほとんどです。

 

種をとってまた育てる場合は、固定種と書かれているものを選ぶようにします。
F1や一代交配などという言葉がついている品種は、
種をとっても無駄になるので避けるようにします。

 

 

■種の採り方

 

ナスの種の採り方は、あまり難しくはありません。
ナスは実の大きさの割りに種が小さいので、
間違って流してしまわないようにだけ注意しましょう。

 

1. 実の表面が硬く、茶色っぽくなるまで木につけておく
2. 実を収穫し、常温でしばらく追熟させる
3. 皮が硬くなるのに反し、中の果肉が柔らかくなってきたらよく揉む
4. よく揉んだら、包丁などで実を割り、種を露出させる
5. ボウルなどに水を張り、実を洗って種をはずす
6. ザルやネットで水を切り、新聞紙の上やバットの上に広げて乾燥させる
7. しっかりと乾燥したら、袋に入れて冷蔵庫で保存する

 

 

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ナスの黒っぽい点々が、ナスの種です

 

 

■種を採る時のポイント

 

・勢いのあるうちに採る
種を採る実は、できれば株がまだ元気なうちの方が、良い種が採れます。
疲れた株からは疲れた実が、疲れた実からは疲れた種が多く採れます。

 

本来であれば、ナスは若どりをして株の体力を維持して育てますが、
種を採る場合だけは別です。

 

普段なら収穫するくらいまで育ってから、
1ヶ月ほど木につけたままにしておくと、
表面が茶色く変色し、皮が硬くなってくるので収穫をします。

 

・未熟な種は取り除く
水の中に種を入れた時、浮いてくる種は未熟な種です。
未熟な種は発芽率が悪くなるので、この時点でできるだけ取り除いておきます。

 

水を張ったボウルに種を落とした後、少し時間が経つと種が沈みます。
それでも浮いている種は未熟なので、
水を捨てつつ未熟な種も流すとうまく取り除けます。

 

・細かいネットを準備
種の水を切る時、できる限り細かい目のザルやネットを用意します。
ナスの種はとても小さいので、目が粗いと水と一緒に通り抜けてしまいます。
ストッキングタイプの排水口用ネットなどは、網目が細かいのでお勧めです。

 

・保存は冷蔵庫
種は気温の変化に敏感な場合があります。
冷蔵庫に入れておくことで、温度と湿度がほぼ一定に保たれるので、
品質の低下を防ぐことができます。

 

新しい種なら発芽率も良いですが、ナスの場合は種を採取してから、
少なくとも半年は保存しておく必要があります。
半年の間に種が劣化しないようにしておきましょう。

 

■参考
>>ナス 収穫時期は?
>>秋ナス 収穫のコツ

 

↓こちらを覚えると収穫量が2倍以上になります。
>>ナス わき芽かき 摘芯

 

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