グリルでイタリア
グリルでイタリア
グリルでイタリアは、トキタ種苗店の「なすコレ」の品種の中でも、
一番大きく、その重さは、最大580グラムです。
普段良く手にする500ミリリットルのペットボトルよりも重く、
ソフトボール大の大きなナスです。
グリルでイタリアの特徴と育て方のコツをご紹介しましょう。
■グリルでイタリアの特徴
・大きくとしたナス
ずっしりと重いだけでなく、長さも約16センチ、
直径約14センチと丸く大きいナスです。
しっかりとしたナスに見えますが、水分が少なく実がしまり、
とても柔らかく肉厚で、果肉は白色です。
ナスは田楽にしても、とろっとして抜群に美味しいです
・洋風レシピに合う
グリルでイタリアは、ソテー・ステーキ・グリルなどの調理法に適し、
ズッキーニと同じような感覚で調理ができます。
また、その中でもトキタ種苗店さんのイチオシが、
「コトレッタ」と呼ばれる料理です。
日本ではあまり聞かない料理名ですが、
イタリア・ミラノ風のカツレツのことです。
日本では、小麦粉・卵・パン粉で衣をつけますが、
ミラノ風は、卵やパン粉に、パルメザンチーズを入れて揚げます。
グリルでイタリアで、「コトレッタ」を作ってみてはいかがでしょうか?
グリルでイタリアをピザにすると、いつもと違う美味しさです♪
■グリルでイタリアの栽培のコツ
・種まきの適期
種まきは、1月下旬~3月中旬頃が目安ですが加温設備が必要です。
遅霜の心配がなくなった頃にポットに植え付け、その後、定植させます。
慣れない方は、苗を購入して定植し育てたほうが安心です。
・植え付け
ナスは肥料を好むので、しっかりと肥料をすきこんだ土壌で栽培を始めます。
また、ナス科作物は連作障害が起こりやすいため、連作にも気を付けます。
植え付けは、しっかり畝を立て、65センチくらいの株間をとり、
一条植えにするのが良いです。
・定植とその後の管理
4月下旬~5月下旬頃に定植します。
定植させてから1週間ほどし、しっかり活着したら1度目の追肥として、
化成肥料を40グラムほど与え、中耕します。
その後は、2週間に一度を目安に、追肥を行っていきます。
追肥は、展開している葉の先の下あたりを、
重点的に耕し与え、中耕して覆土します。
・栽培上の注意点
ナスは、水やりと追肥が栽培の最大のポイントです。
水切れ、肥料切れは、果実が上手く太らない、着果しないなどの、
栽培トラブルの大きな要因になるので、怠らないようにしましょう。
しっかりと育っているかどうかは、花のめしべの長さを見て判断します。
めしべの柱頭がおしべより長いものが多ければ、順調に生育している証拠です。
逆に、短い花が多ければ、肥料切れを起こしかけているサインです。
収穫期になれば、収穫と同時に追肥するくらいの間隔が良いです。
・収穫
グリルでイタリアは、しっかりと大きい分、管理・収穫がしやすいですが、
ナスにはトゲがあるので、ケガをしないよう、十分に気を付けてください。
また、次々と果実が収穫できるので、適度な大きさになったら、
早め早めに収穫するよう心がけてください。
あまり大きく育てすぎてしまうと、株が成り疲れを起こしてしまいます。
やや小さめで収穫すると、株が疲れず総収量が増えます。
また、7月下旬頃から8月上旬にかけて切り戻しを行い、
株を大切に育てると、美味しい秋ナスも収穫できます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定