浅漬け一番
浅漬け一番
浅漬け一番は、福種株式会社 福泉交配のナスの品種です。
品種名にそのまま、浅漬けと使われているように、
美味しい浅漬けができるようにとつくられた品種です。
日本の食卓には欠かせない浅漬けという昔ながらのメニューに適した、
浅漬け一番というナスは、どんな特徴と栽培のコツがある品種なのでしょうか?
■浅漬け一番の特徴
・生食に適している
浅漬け一番という名のナスであるように、浅漬けに最適です。
生食でも美味しく食べられるので、サラダにも適しています。
先日、とあるレストランにてバーニャカウダを注文しました。
さつまいもやかぼちゃなどの野菜こそ、茹でてありましたが、
ほとんどの野菜は生のままでした。
その中にナスも含まれていたのですが、
バーニャカウダソースにつけると絶品で、生のナスの美味しさを知りました。
バーニャカウダソースを自作するのは、なかなか手間がかかりますが、
市販のソースもあるので、そういったものを使って、
生のナスを食べてみるのも、良いのではないでしょうか?
・浅漬けに適したナスとは?
浅漬け一番などの品種は、何故、生食に適しているのでしょうか?
その秘密は、皮と肉質にあります。
生食や浅漬けに適したナスの品種の多くは皮がうすいです。
火を通していないナスでも、皮がうすいので口の中に残りにくく、
また、中までしっかり漬かるというのが理由です。
また、肉質は緻密(ちみつ)です。
とても繊細でキメ細やかな肉質なので、火を通さなくとも、
やわらかく、口当たりの良い食感が楽しめるのも、浅漬けに適した理由です。
・草姿、草勢
浅漬け一番は、草勢が旺盛で、半開帳性です。
・果実
果実の色は、濃い紫色で、太陽に当たりキラキラとしています。
ツヤのある果実は、見た目も良く、おすそ分けにもおすすめです。
中長ナスほどの大きさで、着果数も多く、
果揃いが良いのも特徴です。
■浅漬け一番の栽培のコツ
・露地栽培のスケジュール
種まきは、2月~5月頭頃まで行えます。
一般的な栽培スケジュールである春まきの場合は、
5月上旬頃に種まきし、7月上旬に定植させ、
8月上旬頃~11月中旬頃まで収穫できます。
・その他の作型
ハウス栽培やトンネル栽培にも適しています。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定