炒めて台湾
炒めて台湾
炒めて台湾は、トキタ種苗店さんのなすコレの一つです。
炒めて台湾という名の通り油との相性が良く、炒め物に最適のナスのです。
特徴と育て方のコツをご紹介します。
[炒めて台湾]トキタ種苗
■炒めて台湾の特徴
・加熱調理に適した品種
果長は28センチと長いものの細長いナスなので、輪切りに適しています。
果肉は白く、一般的なナスよりも鮮やかな色合いなので、とても食欲をそそります。
・育てやすい品種
高温、湿気、病気に強い品種なので、家庭菜園向きです。
栽培も容易で、6月~10月まで、1株あたり約30本ほど収穫することができます。
・露地栽培もプランター栽培もできる
炒めて台湾は、家庭菜園に適した品種で、畑でもプランターでも栽培することができます。
■炒めて台湾の特徴
・種まきの適期
一般地の場合、種まきの適期は1月~3月とされていますが、
ある程度気温が高い方が生長も良いので、無理な早植えは禁物です。
・土壌条件
水はけ、水もちが良く、日当たり、風通しの良い場所が適しています。
・土づくり
1平方メートルあたり完熟堆肥を5リットル、苦土石灰を150~200グラム施します。
元肥(もとごえ)は、化成肥料を150~180グラム良くすきこみます。
定植させ、十分に活着したら1度目の追肥として、化成肥料を40グラムほど与えます。
その後、徐々に位置をずらしながら、2週間に1度ほど化成肥料を追肥していきます。
・樹勢判断
ナスは、肥料と水を好む作物なので、樹勢を見ながら潅水と追肥を行います。
元気の良い株は、長花柱花(めしべがおしべより長い)といって、
柱頭が長く、上に出ているのが特徴です。
茎葉も生育が良く、色ツヤが良い状態になるようにしてください。
やや肥料が切れかけると、中花柱花といって咲いている花の上に花がつかなくなったり、
ついても弱弱しい花になってしまいます。
速効性の肥料を追肥し、樹勢を取り戻すよう心がけてください。
さらに肥料切れを起こすと、短花柱花といって柱頭が短く、葉すらも展開しなくなっていきます。
また、葉が垂れさがったように元気がなくなるのも特徴です。
液体肥料を薄めたものなどを与え、早く株を回復させましょう。
・植え付け
プランター栽培の場合は、1つのプランターに1株ずつ植え付けていきます。
トキタ種苗店さんでは、プランターいらずでそのまま栽培できる土、
トマトベリーガーデンおいしく栽培土を利用した栽培をおすすめしています。
露地栽培の場合は、仕立て方によって、株間をとります。
2本仕立ての場合は、株間45センチほど、3本仕立ての場合は、株間65センチほどを目安とします。
さらに、夏の地温を和らげるため、マルチングフィルムや、
敷きワラなどの資材を利用すると高温や乾燥を対策することができます。
・収穫
炒めて台湾の収穫適期サイズは、重さが約110グラム、長さが約28センチです。
収穫期はとても生育が早いので、できる限り早どりし、株が疲れないようにしてください。
また、収穫はハサミでヘタを切って収穫しますが、
ナスのヘタにはトゲがあるのでケガをしないよう、十分気をつけて作業します。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定