ナスの焼き南蛮
とろとろのナスと甘酸っぱいタレがよく合います
■ナスの焼き南蛮
南蛮と聞くと、どのような料理をイメージしますか?
アジの南蛮漬けやチキン南蛮など、
人によって思い浮かべる料理は違っても、どれもとてもおいしいですよね。
南蛮とは、様々な意味をもって使われる言葉ですが、
料理での南蛮といえば、アジの南蛮漬けなどが有名です。
この時の南蛮とは、南蛮酢を指したものです。
南蛮酢とは、トウガラシの入った甘酢のことで、
甘酸っぱさの中にトウガラシのピリッとした辛みがおいしいタレです。
チキン南蛮は鶏肉を上げてを南蛮酢にくぐらせたり、タレとしてかけたものです。
この南蛮酢の甘酸っぱさは、ナスとも相性がとても良いのです。
揚げたナスはおいしいですが、油が気になるところです。
今回はナスを油をひいて焼くことで、
ナスが吸う油の量を減らした南蛮漬けとなります。
●材料
ナス……3本
サラダ油……大さじ1~大さじ2
醤油、砂糖、酢……各大さじ2
●作り方
1.ナスはヘタと切り落とし、少し小さめの一口大に乱切りします。
ボウルに醤油、砂糖、酢を入れてよく混ぜておきます。
2.フライパンにサラダ油を入れ、中火にかけます。
油が温まったらナスを全部入れ、全体に油を絡めます。
油が絡んだらフタをし、蒸し焼きにします。
3.時々混ぜながらナスに火が通るまで焼いたら、
火を止めて混ぜておいた調味料を加えて全体を絡めるように混ぜます。
粗熱が取れたら、器に盛りつけて出来上がりです。
●ポイント
レシピではサラダ油を使ていますが、オリーブオイルでもおいしく作れます。
今回のレシピにはトウガラシが入っていませんが、お好みで鷹の爪を入れると、
ピリッとした刺激が加わり、さらにおいしくなります。
粗熱がとれたらすぐに食べられますが、冷蔵庫で冷やしてから食べると、
さらに味が染み込んでおいしくなります。
今回はナスのみで作っていますが、お好みでタマネギやニンジンなど、
他の野菜を入れてもおいしいです。
スティックナスフライ
ナスのバタポン焼き|和食洋食とも美味しい
ご飯にもパンにも合う大活躍の一品です
■ナスのバタポン焼き
ナスは様々な調理法が使え、しかも色々な味付けができる野菜です。
和食も洋食も中華もなんでも使えます。
シンプルにナスを焼き、味付にバターとポン酢を使ったバタポン焼きです。
バターとポン酢は意外と相性が良く、バターのコクとポン酢の酸味と塩味で、
しっかりと美味しい味が付きます。
不思議なことに、ご飯にもパンにも合うので、食べ方が楽しめる味付です。
味付はシンプルですが、使うポン酢によっても風味が変わってくるので、
好みの組み合わせを探してみてください。
●材料
2
ナス……1本
油……大さじ1
バター……5g
ポン酢……大さじ1~大さじ2
黒コショウ……少々
●作り方
1.ナスはヘタを切り落とし、幅1cmくらいの厚みに切ります。
2.フライパンに油を入れ、弱めの中火にかけます。
油を全体に回したら、ナスを焼きます。
ナスに火が通ったらバターを加え、
バターがとけたらポン酢を加えて全体に絡めます。
お皿に盛りつけて、最後に黒コショウを少しふって出来上がりです。
お好みで、細ネギ、シソ、ミョウガなどの千切りを添えても美味です。
●ポイント
バターの量やポン酢の量はお好みで変えてください。
ナスに、火が通りにくい場合はフタをして蒸し焼きにすると、
火が通りやすくなります。
ナスはスーパーでよく見かける中長ナスでも良いですが、米ナス系がお勧めです。
米ナス系は火を通すと中がとろっと柔らかくなり、バタポンの味をよく吸います。
火を通した時に中が柔らかくなるタイプのナスを使う時は、焼きすぎに気を付けて。
バターがもしなければ、マーガリンでも代用できます。
ただ、マーガリンには塩気が含まれているので、ポン酢の量を加減しましょう。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定
ナスとチキンのオーブン焼き
ナスにチキンの旨みが浸み込み、想像以上のおいしさです!
■ナスとチキンのオーブン焼き
ナスは夏から秋にかけて旬になるため、スーパーでも安く手に入ります。
家庭菜園でもよく育てられる野菜のため、
いただきもののナスがたくさん家にあることも多いのでは?
焼くだけラタトゥイユ
焼くだけのラタトゥイユ、素朴でおいしい家庭の味です。
■焼くだけラタトゥイユ
ラタトゥイユ(ratatouille)といえば、フランスの家庭料理です。
日本ではフライパンなどの鍋を使って炒め煮にするのが主流ですが、
今回はオーブンに入れて火を通すレシピです。
切って並べてオーブンに入れておくだけで、
夏野菜がオリーブオイルの香りを吸い込み、
それぞれの野菜の旨みや風味が凝縮されたその味は、
素朴で味わい深く、いくらでも食べられそうです。
味付もシンプルなので、ボリュームのある料理の付け合わせにもでき、
パーティーの大皿料理として出すこともできます。
●材料
ナス……1本
ズッキーニ……1本
中玉トマト……5個~8個
タマネギ(小)……1/4個~1/2個
ニンニク……1かけ
塩……1つまみ~2つまみ
コショウ……少々
オリーブオイル……大さじ2~大さじ3
●作り方
1.ナスはヘタを切って、2mmの幅の輪切りにします。
ズッキーニはヘタをとり、皮を縞目に剥いてから2mmの幅に輪切りします。
トマトは洗ってヘタを取り、2mm~3mmの幅に輪切りします。
タマネギはごく薄切りにします。
ニンニクは皮を剥き、芽を取り除いてから薄切りにします。
2.耐熱容器に、まずオリーブオイルを大さじ1くらい入れ、底に塗ります。
その上にタマネギを広げ、ニンニクも半量だけ散らします。
その上に、ナス、ズッキーニ、トマトを重ねて並べ、容器に敷き詰めます。
敷き詰め終わったら、上から塩とコショウをふりかけ、
残りのニンニクを散らしてから、オリーブオイルを回しかけます。
3.オーブンを180度に予熱し、40分焼きます。
全体に火が通り、表面に焼き色がついていたら出来上がりです。
●ポイント
ナス、ズッキーニ、トマトはすべて輪切りにして並べるので、
できるだけ輪切りの径が同じくらいになるものを選ぶと良いでしょう。
ニンニクの香りがダイレクトに伝わるレシピなので、
ニンニクの香りが苦手な方は、量を加減してください。
最後にかけるオリーブオイルは、レモン風味のものを使うと、
また一味違っておいしくなります。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定