みちのく早生丸ナス
みちのく早生丸ナス
みちのく早生丸ナスは、日本農林社の品種で、
一般的な丸ナスよりも、早い早生種に属します。
種まき~収穫期に入るまでの日数が短く済むので、
栽培も安定しやすく、育てやすい品種と言えます。
■みちのく早生丸ナスの特徴
・早生種とは?
作物は、早い順に早生種、中生種、晩生種に分けられます。
極早生種など、さらに細かく分けられることもありますが、
基本は、この3つを押さえておけば、充分です。
種まきからスピーディーに育ち、早くに収穫できるのが早生種です。
しかし、じっくり育つ晩生種と比べると、収量がおちてしまいます。
しかし、みちのく早生丸ナスは、長期栽培向けの、
豊産種でもあるので、早生種のメリットをもちながら、収量も得られます。
・草姿、草勢
草姿は半開帳性で、葉は中くらいの大きさ、生育は良く、
草勢としては充分なスタミナももっています。
・果実
暑さや乾燥に強い性質なので、石ナスや色ボケの発生も少なく、
鮮やかな色合い、ツヤ、テリ、果揃いも良いナスが収穫できます。
・美味しい食べ方
皮が柔らかく残りにくいので、煮物などに適しています。
また、丸ナスはナスの中でも灰汁が残りやすいと言われますが、
特有の灰汁が少ないのも、美味しさのポイントです。
水に少しさらしておくくらいの灰汁抜きは行った方が、
美味しく食べられると思います。
焼きナスなど油を使った調理に使用するときは、
塩水にさらすと、灰汁抜きだけでなく、油の吸収もおさえてくれます。
■みちのく早生丸ナスの栽培のコツ
・適作型
トンネル栽培と露地栽培に適しています。
トンネル栽培の場合、収穫できる期間が露地栽培と比べ、
1~2ヶ月伸びるメリットがあります。
・露地栽培のスケジュール
種まきの適期は、3月上旬で、4月下旬にはもう定植、
その後、6月中旬頃より10月中旬くらいまで収穫できます。
栽培スケジュールを見ると、早生種であるのは歴然です。
一般的な中生種や晩生種のナスと比べると、
栽培期間が短い分、管理などの作業の時間も少なくなります。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定