超やわらかナス
超やわらかナス C)園芸ネット
超やわらかナスは、皮を感じさせないくらい、
とっても柔らかいナスの品種です。
この品種をつくるカネコ種苗のメーカーのHPでは、
”世界で一番旨いナス”という絶品さを感じさせるポップがあり、
とても人気があります。
家庭菜園でこの超やわらかナスをおすすめする理由は、市場流通が少ないからです。
皮も果肉も非常に柔らかいこのナスは、流通する前に傷みやすく、
市場に流通させるのが難しいとされています。
そのため、自家栽培でないとなかなか味わえないナスとして知られています。
家庭菜園でナスを栽培するのであれば、スーパーでは買えない、
自家栽培ならではの美味しいナスを栽培してみてはいかがでしょうか?
カツ&ナスカレー!
■超やわらかナスの特徴
・食べ方
生のままでも皮が口の中に残りにくく、とても食べやすいナスですが、
加熱すれば、より皮が柔らかくなり、トロトロの食感を味わうことができます。
昔ながらの煮物の他、カレーなどの煮込み料理との相性もバッチリ、
炒め物にしても、とてもジューシーでおいしいナスです。
また、是非とも皮の柔らかさが味わえるナスのお刺身にしてみてください。
ナスのお刺身とは、良く冷やしたナスをスライスし、
わさび醤油のみで食べる関西地方で良く食べられているナスの食べ方です。
暑い夏にはさっぱりと食べられ、お酒のおつまみにも良く合います。
■超やわらかナスの栽培のコツ
・土作り、植え付け
ナス科は連作障害が起こりやすいので、同じナス科の作物との連作は避けます。
トマトやジャガイモなどがナス科の作物なので、充分に気をつけてください。
また、ナスは肥料をとても好みます。
植え付けの2週間前には苦土石灰と堆肥、カルシウムの入った肥料を入れ、
保水力のある肥料分に富んだ土作りを行います。
植え付けは、4月の中旬以降が適期です。
株間は60センチ以上とり、最後にマルチングをして、雑草防止や地温保持をしましょう。
・管理
一番花が咲くタイミングで支柱を立てて、主枝・側枝の2~3本を伸ばします。
・追肥
10日ほどし、十分に株が根付いたら一握り程度の肥料を株の周りにまきます。
その後、15~20日に1回追肥します。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定
飛天長
飛天長
飛天長(ひてんなが)は、サカタ交配の本長ナスの品種です。
暑さにとても強い品種なので、長い栽培期間の中でも元気に良く育ち、
品質の良いナスが最後まで楽しめます。
飛天長の特徴と栽培をご紹介します。
ヒゴムラサキ
ヒゴムラサキ
ヒゴムラサキは、熊本県の伝統野菜の「熊本赤ナス」を品種改良し、
育成された平成13年生まれの比較的新しいナスの品種です。
この品種は、種苗メーカーではなく、熊本県の農業研究センターが、
育成・発表した品種で、主に阿蘇・高森町にて多く生産されています。
千里長茄子
千里長茄子
千里長茄子は、福岡県にあるタカラタネ(宝種苗株式会社)のナスの品種です。
長ナスの品種の中でも特に市場性の高い品質の良いナスで、
家庭菜園やプロの農家の方にもおすすめの品種として知られています。
もぎ茄子
もぎ茄子
もぎ茄子は、江戸時代後期の天保の頃、育苗方が定まり、
1865年~1868年の慶応の頃、愛宕郡聖護院村(京都府京都市左京区聖護院)にて、
現在の品種が多く生産されるようになりました。
もぎ茄子は「京野菜」のひとつとして、
今もその地域に根付く代表的なナスの品種です。
創業180年を迎えるタキイ種苗では、京都ゆかりの野菜を厳選し、
種子として販売しています。
京都ゆかりの厳選シリーズは、17品種もの品種を販売予定で、
このもぎ茄子も1袋、20粒入りの種子として販売されています。
http://shop.takii.co.jp/shop/selection/Kyoto_yasai1512.html
京都など、近畿地方で多く生産されている京野菜を、
自宅でも育てられると、とても好評なシリーズです。
ぜひ、ご家庭でも京野菜を味わってみてください。
■もぎ茄子の特徴
・小さい果実
もぎ茄子の果実は、一般的なナスと比べてとても小さいのが特徴です。
直径約3センチ、長さ5センチ、卵型で、重さも20グラムほどしかありません。
果実に対してがくは立派でトゲががあるので、
収穫の際はケガのないよう、気をつけてください。
色は黒紫色で、色ボケになりにくい品種です。
草丈が低く葉も小さいので、家庭でも育てやすい品種です。
・さまざまな料理に適している
京都の伝統野菜として知られるもぎ茄子は、天ぷら、煮物、漬物、
さまざまな調理法に適していて、とてもおいしいナスです。
特に漬物の中では、芥子漬け(からしづけ)やもろみ漬けが人気があります。
■もぎ茄子の栽培のコツ
・露地栽培の栽培スケジュール
露地栽培の場合、2月の下旬まき、または6月の上旬まきができます。
2月下旬に種まきする場合は、5月の中旬頃に定植させ、
6月上旬~10月中下旬頃まで収穫することができます。
6月上旬に種まきする場合は、7月中旬頃に定植させ、
9月上旬~10月中下旬頃まで収穫することができます。
夏前くらいから栽培することもできますが、
旬の収穫期を迎えるのが短くなってしまうため、
冬から栽培を開始する2月下旬まきがおすすめです。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定