ナス 育て方

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ナス すすかび病

読了までの目安時間:約 6分

 

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密植は、いろいろな病気の原因になります

 

 

すすかび病は、ナスもかかる病気で葉に病斑ができます。
初期であればあまり影響はありませんが、ひどくなると葉が落ちてしまいます。

 

葉が落ちれば、それだけ光合成をする場所が減るため、
症状が進んで株全体に出るようになると、葉の枚数が減り株が弱ります。

 

すすかび病は、健全に育てることで予防ができる病気なので、
感染したとしても、初期の段階であれば治療ができます。

 

まずは予防のためにいくつかのポイントを守って栽培し、
感染した場合はすぐに対応します。

 

 

[ナス すすかび病]

 

 

■すすかび病の症状

 

主に葉に症状が現れます。
葉の表面に、白っぽい小さなカビの集まりのような斑点ができます。
斑点が少しずつ大きくなり、斑点の中央からしだいに色が灰褐色へと変わります。

 

病斑は基本的には円形をしていますが、葉脈の近くにできたものなどは、
少しいびつな形をしていることもあります。

 

葉の裏側にも病斑が見られるようになります。
表面に出る病斑ほどキレイな円形ではなく、ややいびつな円形になります。

 

斑点の色は薄い黄褐色~薄い褐色をしていますが、
斑点の周囲はあまりはっきりしません。

 

症状が進んでくると、葉全体が色が抜けたように黄色くなり、
そのうち萎れたように垂れてきて落ちてしまいます。

*すすかび病の画像はこちらがわかりやすいです。
http://www.boujo.net/handbook/tomato/toma-402.html

 

 

Plastic greenhouse

ビニールハウスでの栽培は、換気や消毒に気をつけます

 
■すすかび病の原因

 

すすかび病の原因となる菌は、23度~28度くらいで生育するため、
春になって気温が上がり始めた頃から発生が多くなります。

 

ハウス栽培では、露地よりも早い時期に気温が上がるため、
2月~3月頃に発生することが多いようです。

 

露地栽培の場合は、ハウス栽培より遅い春~梅雨頃に発生が多くなります。
特に梅雨の時期は、湿気が高く、ちょうど菌が繁殖しやすい環境となります。

菌は30度を超えると生育が難しくなるため、真夏には発生が減ります。

 

やや高温で多湿な環境で発生し、葉にできた病斑で、
繁殖した菌が胞子を飛ばすため、ハウス栽培では特に注意が必要です。

 

すすかび病に感染したナスには菌や胞子が残るため、
感染した株をそのまま放っておくと、また別の株に感染していきます。

 

ナス本体の株だけでなく、周りの資材にも付着して、
またナスに感染していくため、ハウス栽培では資材の消毒が重要です。

 

 

■すすかび病の予防

 

気温自体はどうすることもできませんが、できるだけ湿気がこもらないようにします。
密植や葉の茂りすぎで風通しが悪くなって、病気の発生を助長することになります。

 

株間は十分にとり、茂った枝や葉は整理して、風通しを確保しておきましょう。
ハウス栽培では、換気することで湿度が上がりすぎないようにします。

 

■すすかび病にかかったら

 

症状が軽く、葉の1枚や2枚だけに出ているようであれば、
該当の葉だけを摘んで処分するだけでおさまることがあります。

 

ただし、摘んだ葉はその辺に放置せず、必ず処分します。
ハウスの中で発生した場合は、ゴミ箱に入れてあったとしても、
胞子が飛散する可能性があるので、ハウスから外に出して処分します。

 

葉を摘んだけれど難しく心配な場合は、薬剤を使用して防除します。
ダコニール1000やトリフミン、アミスター20フロアブルなどが使えます。

 

初期であればあるほど、効果が出て早期に症状が改善されるため、
葉に異変がないかをこまめに見ておくようにしましょう。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス 病害虫

ナス 茎えそ細菌病

読了までの目安時間:約 5分

 

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気づいたときには手遅れになりやすいです

 

 

ナスの茎えそ細菌病は、
どちらかというとまだ気温の低い時期に起きやすい病気です。

 

ナスの生育が極端に悪くなり、元気がないなと思っているうちに、
葉が萎れたようになり、そのうち枯れてしまいます。

 

なんとなく生育が悪い、なんとなく元気がない、
葉が萎れるなどといった症状は出るものの、
はっきりとした病状の決め手がないため、早期発見は難しいです。

 

症状が出てからは治療ができないので、
できるだけかからないように予防しておくようにします。

 

 

[ナス 茎えそ細菌病]

 

 

■茎えそ細菌病の症状

 

感染した株は、感染していない株に比べると生育が悪くなります。
その後、水切れでもないのに、晴れた昼間に葉が萎れる症状が出始めます。

 

萎れた葉は夜や曇りの日は萎れずに、元に戻ります。
萎れては戻るを繰り返しているうちに、萎れた葉が戻らなくなり枯れてしまいます。

 

茎には、黒っぽい茶色の病斑ができますが、
はっきりとした色ではなく、しみのような状態になります。

 

病斑の形は不規則で、少しずつ広がっていきます。
病斑ができた部分は、内部で腐敗が進んでいて、
病斑部分を切って水に入れると、中から細菌を含んだ粘液が出てきます。

 

変色した部分を水にさすと粘液が出てくるところは、
青枯病にとてもよく似ています。

 

葉が萎れたり戻ったりする症状も似ていることから、
青枯病と間違いやすいですが、青枯病は高温期に起こりやすい病気です。
茎えそ細菌病は、気温の低い時期に起きやすい病気なので区別できます。

 

 

■茎えそ細菌病の原因

 

低温で多湿な環境で育てていると、かかりやすくなります。
育苗中の肥料が多いなどで、弱々しく育った株も、感染率が高くなります。

 

また、感染した株を処分した後、
そのままの手や道具を使って、他の株に触れると感染してしまいます。

 

 

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育苗中は、多肥、日照不足に注意します

 

 

■茎えそ細菌病の対策

 

冬場のハウス栽培などで起きやすくなるので、適度に換気するなどして、
湿度が上がらないように注意します。

 

露地栽培でも、気温が低く雨の多い梅雨時期には、
感染率が高くなるので、注意が必要です。

 

育苗中や、定植後に多肥にしないこともポイントです。
特に窒素の多い肥料を使っていると、株が軟弱に育ちやすくなります。
肥料の量だけでなく、日照不足も徒長を起こし弱い株に育てる原因となります。

 

茎えそ細菌病に感染した株は処分しますが、
処分する時には必ず手で触れることになります。

 

また、株を処理する時に使ったハサミやスコップなどにも、
原因となる細菌が付着しています。

 

株を処分する時は、使い捨てのゴム手袋をして、
作業が終わったら手袋も一緒に捨ててしまいます。

 

処分する時に使用したハサミやスコップなどの道具も、消毒するようにします。
ゴム手袋をしていたとしても、作業後に手を洗っておくとさらに安心です。

 

 

■茎えそ細菌病に感染したら

 

茎えそ細菌病にかかった株は、残念ながら治すことはできません。
感染株の治療よりも、周りの株に感染するのを防ぐため、
できるだけ早く株ごと引き抜いて処分します。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス 病害虫

ナス 青枯病

読了までの目安時間:約 6分

 

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ナスを日々観察すると青枯病など病害虫防除につながります

 

 

ナスがかかる病気に、青枯病があります。
青枯病はナス以外の多くの植物がかかる病気で、しかも治療が難しいのです。

 

発生すると他の植物にも影響が出る、とても厄介な病気です。
症状が分かりやすいため、発見しやすいのが救いとも言えます。

 

青枯病のかかった場合の症状を知り、
発見した時の対処法も確認しておきましょう。

 

 

[ナス 青枯病]

 

 

■青枯病の症状

 

はじめは株の上の方にある葉が、昼間に萎れる症状が出ます。
萎れた葉は、夜になると元の状態に戻り、
翌日に晴れるとまた日中は萎れるという状態を繰り返します。

 

葉が萎れて戻る状態が2日~3日ほど続いた後、
株の中部から下部の葉にも、同じような症状が出始めます。

 

青枯病は症状の進行が早く、頭頂部に症状が見られると、
1週間ほどで株全体が萎れるようになり、そのまま枯れてしまいます。

 

進行が早く、株が青い状態のまま枯死に至るため、青枯病の名前がつきました。
症状が出て枯死するのも早いですが、1株だけで終わらないのが青枯病です。

 

隣の株など、周りにある植物にも伝染するため、
症状の出た株を見つけたら、迅速な対処が必要となります。

 

茎や根が茶色く変色しますが、萎ちょう病より変色は少ない場合が多いようです。
症状の出ている茎を切って水に挿すと、切り口から白く濁った液体が出てきます。

この液体には、茎の中で繁殖した菌が含まれています。

 

どちらかというと高温期に起こりやすい病気です。
地温が20度を超える頃から発病し始め、25度以上になると激増することもあります。

 

 

■青枯病の原因

 

青枯病の原因となる菌は、おもに根から侵入します。
過湿や高温、乾燥、肥料過多などが原因で根に傷ができた時、
その傷から菌が入り込みます。

 

茎の中を水や養分が通る道を、維管束(いかんそく)と呼びます。
この維管束の中で菌が増えることで、水分や養分がうまく流れなくなり、
葉が萎れる症状が出るようになります。

 

菌は土の中にいるため、基本的には根から侵されますが、
プランターなどの容器栽培でも青枯病にかかることはあります。

 

この場合は、土からの感染ではなく、葉や茎にできた傷からの侵入が考えられます。
青枯病に感染している株の茎などを切る時に使ったハサミを、
感染していない株にそのまま使うと、切り口から菌が入って感染します。

 

プリント

ハサミなどを滅菌すると安心です

 

 

■青枯病の対策

 

青枯病は、感染すると治療ができないため、
まずは感染しないように気を付けるようにします。

 

まずは根からの侵入を防ぐため、根を傷つけないようにします。
水はけの悪い土では、根が湿気で傷んでしますため、
土の水はけを良くしたり、畝を高くしておきます。

 

肥料を株元近くに与えると、根に直接当たり傷めるので注意します。
また、土の状態にも配慮します。

青枯病の菌は、酸性よりも中性の土で繁殖します。
土作りの時に苦土石灰を加えて酸度を調整するようにしますが、
苦土石灰を入れすぎると良くありません。

 

苦土石灰は、入れるほど良いということではないので、量は加減します。
以前に青枯病が発生した場所では、菌がまだ残っています。

 

栽培を始める前に、熱を利用したり、
バリダシン液剤やクロールピクリンなどの薬剤を利用して土壌消毒をします。

 

容器栽培の場合は、古土を利用せず、新しい用土を使った方が安心です。
また、青枯病に耐性のある接ぎ木苗も販売されていますので、
そちらを育てるのもお勧めです。

 

 

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間株が狭いと病害虫にやられやすいです

 

 

■青枯病に感染したら

 

青枯病は、周りの株への感染も早い病気です。
発病株を見つけたら、すぐに掘り上げて処分します。

 

感染した株には、菌が繁殖している状態です。
掘り上げた株はその場に放置せず、必ず焼却か地域の決まり通りに処分します。

 

また、感染している株に使ったハサミなどの道具も、菌が付着している場合があります。
感染株が発見される前から、道具類を使った後は消毒しておく方が良いでしょう。

 

発病株が見つかったら、処分に使った道具は必ず消毒します。
さらに株を触った手も消毒してから、別の株の手入れをするようにします。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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