ナス 育て方

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クリーミー揚げナス

読了までの目安時間:約 5分

 

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クリーミー揚げナス

 

 

クリーミー揚げナスは、サントリーフラワーズから最近販売された品種です。
名前の通り、こちらのナスは「揚げる」という調理法に適したナスで、
天ぷらや、揚げナス、揚げ浸しなどの料理に適しています。

 

クリーミー揚げナスの特徴と栽培のコツをご紹介していきます。


 

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ナス 品種

とろとろ炒めナス

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とろとろ炒めナス

 

 

とろとろ炒めナスは、その名前の通り、炒め物に適したナスです。
調理して食べることを重視してつくられたこの品種は、
煮崩れせず、とろとろな食感を味わえます。

 

とろとろ炒めナスの特徴と栽培のコツをご紹介していきます。


 

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ナス 品種

小五郎 

読了までの目安時間:約 6分

 

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小五郎

 

 

ナスの実の形は、品種によってそれぞれ異なりますが、
この「小五郎(こごろう)」はヘタ近くが太めの長めの卵形になります。

 

収穫中期以降も草勢が持続する品種なので、
作りやすいので結果的に収量も多くなります。

 

 

[小五郎]タキイ種苗

 

 

■小五郎の特徴

 

・実は、ヘタ近くの実の周りが他のナスよりも太めで、長い卵形の品種です。
・実のそろいがよく、秀品率も高い品種です。
・実の色は濃い黒紫色で、「千両二号」よりもツヤがあります。
・色がボケた艶のない実が少ない品種です。
・果肉は「千両二号」よりやや緻密です。
・果皮はやわらかくて品質が良い品種です。
・草姿は立ち気味の中立性です。
・枝はやや太めの品種です。
・節間の長さは幾分長く、葉の大きさは中葉の品種です。
・草勢は旺盛です。

 

 

■小五郎の栽培のコツ

 

●定植まで
育苗の目安は、栽培方法によって変わります。
半促成栽培やトンネル栽培では、90日前後が育苗の目安です。

 

露地早熟栽培では80日前後、露地抑制栽培では60日前後が、
育苗の目安となります。

 

どの栽培方法でも定植は、1番花が開花する前後の苗が適しています。

 

ナスは地中深くと、広い範囲に根を張ります。
小五郎は草勢も強いので、隣接株と土の中でけんかをしないように、
畝幅は180cm前後、株間を最低でも60cm前後とり、1条植えにします。

 

深植えに注意して定植します。

 

●接ぎ木での栽培
土壌病害の回避と収量を増やすために、接ぎ木栽培をお勧めします。
夏秋栽培用の台木は、青枯れ病に強い台木を選びます。

 

半身萎ちょう病の心配がある場合は、半身萎ちょう病に強い台木を使います。
また、ホームセンター、園芸店、ネットで接ぎ木苗を購入できます。

 

●施肥管理
元肥は1㎡当たり成分量で、
窒素(N)250g前後、リン酸(P)300g前後、カリ(K)230g前後
が適当です。

 

気温の高い露地抑制栽培では、
窒素(N)150g前後、リン酸(P)300g前後、カリ(K)230g前後が適当です。

 

追肥は1番果の収穫時ごろが初回になります。
1回の追肥量は、1㎡当たり窒素(N)成分量で30gが目安です。

2回目以降の追肥は、
草勢や花の状態を見ながら12日前後間隔をあけて行います。

 

●ホルモン処理
低温時期は受粉できないことが多いので、
ホルモン処理をして着果させます。

 

トンネル栽培では、
トンネルを除去した後の15日前後まではホルモン処理を続けます。

 

露地栽培でも、3番花くらいまでをホルモン処理を行うと
確実に着果し、収穫につながります。
>>ナス 受粉のコツ

 

●枝の誘引
初めのころの整枝は主枝を3本仕立てとします。
株が大きくなったら、太めの枝を5~7本選び、
それらを主枝として誘引していきます。
>>ナス わき芽かき 摘芯

 

●適作型
以下の時期を目安としてご利用ください。
どの栽培型でも、
3番果くらいまでは早取り(数センチ程度)します。
もったいないかもしれませんが、
早取りした株は丈夫になり、収量も上がります。

 

<半促成栽培>
播種:前年の10月初旬~11月下旬ごろ
ハウスに定植:1月中旬~3月初旬ごろ
収穫時期:2月中旬~4月頭ごろにスタートし、7月初旬~8月中旬ころまで

 

<トンネル栽培>
播種: 前年12月下旬~2月頭ごろ
トンネル内に定植:3月下旬~4月下旬ごろ
収穫時期:4月中旬~5月下旬ごろにスタートし、10月半ば~11月初旬ころまで

 

<露地早熟栽培>
播種: 2月頭~2月下旬ごろ
定植:4月下旬~5月中旬ごろ
収穫時期:5月下旬~6月中旬ごろにスタートし、10月半ば~11月中旬ころまで

 

<露地抑制栽培>
播種:4月半ば~6月半ばごろ
定植:6月半ば~8月半ばごろ
収穫時期:7月初旬~9月初旬ごろにスタートし、10月末~11月中旬ころまで

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス 品種

水ナス

読了までの目安時間:約 4分

 

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水ナス

 

 

水ナス(水茄子、みずなす)といえば関西!
というくらい水ナスは、関西ではメジャーなナスです。

 

関西在来の水茄子は、デリケートで育てるのが大変な品種でしたが、
タキイ種苗が育てやすく品種改良したのが「水ナス」です。

 

水ナスは名前の通り、水分をたっぷり蓄えた果実の品種です。
果皮が柔らかいので、浅漬けにもってこいの品質です。

 

 

見栄えも良いので人気の品種です

 

 

[水ナス]タキイ種苗

 

 

■水ナスの特徴

 

・長卵形のナスで、極早生品種です。
・収量と果実の色は「千両二号」と同じくらいです。
・初期から多収の品種です。
・つやがない色ボケ果の発生が少ない品種です。
・「千両二号」と同じ中程度の節間です。
・草勢も「千両二号」と同くらい旺盛です。
・分枝が早い品種です。
・草姿は中開性の品種です。

 

 

■水ナスの栽培のコツ

 

・定植は開花中の苗が最適です。開花していない若い苗の定植は避けます。
・ビニールなどのマルチ栽培をすることで、過度の乾燥やと過度の湿気を避けます。
・傷果ができないよう、防風ネットや誘引をします。
・葉色が他のナスよりも濃い品種です。
追肥のタイミングを逸しないよう、草勢の判断をこまめに心がけ、対応します。
・草勢判断は、千両二号の草勢判断に沿います。
分枝が早い品種ですので、千両二号よりもやや遅めに対応しても間に合いますが、
心配でしたら千両二号と同時期に対応しても問題ありません。
・追肥は、第1果の収穫のころを目安に始めます。
・収穫の最盛期の追肥は、7~10日おきに草勢を見つつ施肥します。

 

●適作型
千両二号と基本的に同じです。目安としてご活用ください。

 

<半促成栽培>
播種:前年の10月中旬~12月中旬ごろ
ハウスに定植:1月中旬~3月頭ごろ
収穫時期:2月下旬~3月下旬にスタートし、10月中旬ころまで

 

<トンネル栽培>
播種: 1月初旬ごろ
トンネル内に定植:4月頭ごろ
収穫時期:5月中旬にスタートし、10月中旬ころまで

 

<露地早熟栽培>
播種: 2月下旬ごろ
トンネル内に定植: 5月初旬ごろ
収穫時期: 6月中旬にスタートし、10月中旬ころまで

 

<露地抑制栽培>
播種:5月下旬ごろ
定植:7月中旬ごろ
収穫時期:8月下旬スタートし、10月末~11月中旬ころまで

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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ナス 品種

SL紫水  

読了までの目安時間:約 7分

 

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SLsisui

SL紫水

 

 

SL紫水(えすえるしすい)には、
ナス特有の葉や茎や萼(がく)についている鋭いトゲが少ないです。

 

栽培中から収穫後までナスも人も、
トゲに刺さることが少なくなる驚きの品種がSL紫水です。

 

それでもたまにトゲが出てきますし、
デリケートな実もなるので、軍手をしながらの作業にはなります。

では、画期的なSL紫水をご紹介します。

 

 

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従来のナスのトゲは、人や果実に刺さり悩みの種です

 

 

[SL紫水]タキイ種苗

 

 

■SL紫水の特徴

 

・水ナス系のナスです。
・夏秋栽培に適しています。
・適作型は半促成、トンネル、露地早熟、露地抑制をお勧めします。
・収穫時期は極早生です。
・茎葉にトゲがありません。

・草の勢いはそれほど旺盛な品種ではありません。
・草型の開張性は中程度です。
・枝はいくぶん太めで、節と節の間隔は中程度から短めです。
・果実のヘタにもほとんどトゲは発生しません。
・実はやや長めの丸形で、そろいがよい品種です。

・好条件下で育つと、果実の色は
黒くて濃い紫色をし、つやつやになる品種です。
・花痕(花がついていた部分)部の大きさは中から小さめの品種です。
・一つの果実は80から130グラムくらい、
未熟の状態で収穫するとおいしくいただけます。

 

 

■SL紫水の栽培のコツ

 

●圃場づくり
水ナスは、土壌の乾燥に敏感ですが、どの土壌にも適応できます。
保湿性が高く、粘土質の少し重い圃場を好みます。

 

水田の跡地利用が理想ですが、
畑の場合は堆肥を混ぜながら深耕し、
保水性を高めると水ナス向けの圃場になります。

 

砂の多い圃場では、腐葉土を混ぜるなど、
土壌水分の管理をよりきめ細かく行うことで良品のナスを収穫できます。

 

 

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接ぎ木苗が育てやすいです

 

 

●接ぎ木栽培
連作障害等の土壌病害からの回避や環境適応力を高めるため、
接ぎ木栽培をお勧めします。

 

夏秋栽培の場合の接ぎ木は、
耐暑性や青枯病に強い台木がお勧めです。

 

●土壌水分の管理
水が大好きなナスは、土壌の水分不足は大問題で、
果実が固くなる原因になります。

 

実が固くなったからといって急に水やりをすると、
裂果を助長する一因になりますので、
水やりは第一花芽がつくころや、梅雨明けあたりから気を付けます。

 

収穫期の水ナスの水やりは、
時には灌水の必要もでてくる土壌水分管理になります。

 

土壌水分管理の助っ人としてワラマルチを一番にお勧めします。
ビニールマルチは、水分の乾燥をある程度防げますが、
地温が上昇しすぎないよう管理する必要があります。

 

地温の管理を適切に行えば、ビニールマルチでも栽培できます。
アブラムシ対策も同時対応できる反射マルチも有効です。

 

 

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ワラマルチがお勧めです

 

 

●施肥管理
ナスは水も大好きですが、
肥料、特に窒素やカリ、苦土(酸化マグネシウム)も欠かせません。

 

苗の時期、肥料のやりすぎは徒長の原因になりますので注意します。

元肥は、緩効性肥料を利用し、
深耕する際に圃場にすき込みます。

 

追肥の初回のタイミングは、第一果ができた頃です。
収穫期に窒素やカリが不足すると短花柱花が増加します。

 

花を観察しつつ、追肥時期を見計らい
徐々に株から離れた場所へ追肥して行きます。

 

●傷果の発生防止
トゲは少なくても良品のSL紫水は、果皮が柔らかく、とてもジューシーです。

風害などによる傷を避けるため、
枝や葉が風で揺れないよう、枝つりや誘引を早めに行います。

 

●適作型
以下の栽培管理時期は目安です。
圃場に合わせた作型で作付してください。

 

どの栽培型でも、3番果くらいまでは、
果実が数センチ程度に成長したら心を鬼にして収穫します。

3番果くらいまで早取りした株は、丈夫になって収量も上がります。

 

<半促成栽培>
播種:前年の10月初旬~11月下旬ごろ
ハウスに定植:1月中旬~3月頭ごろ
収穫時期:2月中旬~4月頭ごろにスタートし、7月初旬~8月中旬ころまで

 

<トンネル栽培>
播種: 前年12月下旬~2月頭ごろ
トンネル内に定植:3月下旬~4月下旬ごろ
収穫時期:4月中旬~5月下旬ごろにスタートし、10月半ば~11月初旬ころまで

 

<露地早熟栽培>
播種: 2月頭~2月下旬ごろ
定植:4月下旬~5月中旬ごろ
収穫時期:5月中旬~6月中旬ごろにスタートし、10月半ば~11月中旬ころまで

 

<露地抑制栽培>
播種:4月中旬~6月中旬ごろ
定植:6月中旬~8月中旬ごろ
収穫時期:7月初旬~9月初旬ごろにスタートし、10月末~11月中旬ころまで

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

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