香川三豊ナス
三豊ナス
香川県の三豊(みとよ)ナスは、約40年ほど前から作られています。
ナスの品種の歴史としては、格段古い品種というわけではないですが、
三豊市近郊の特産品として、とても人気があります。
泉州水なす
泉州水ナス C)北野農園
泉州水ナス(せんしゅうみずなす)の「泉州」は、大阪の南部を指します。
なにわ伝統野菜として人気があり、広い地域で栽培されています。
水ナスの栽培は、やや難しいとされていますが、
少し管理に気をつければ、家庭菜園でも栽培できます。
大阪近郊にお住まいではない場合、
なかなか、市場に出回ることのないナスの品種ですので、
是非、家庭菜園で育ててみてください。
■泉州水ナスの特徴
・水ナスの産地
泉州地方で栽培されている泉州水ナスですが、
産地の範囲は広く、大阪市の南部、
和泉市、岸和田市、貝塚市などで栽培されています。
泉州地域は、山と海がある温暖な気候なので、
水ナス栽培に向いていることから産地になりました。
また、ナス栽培のためのため池も多く、
栽培に必要な水が豊富にある地域でもあります。
・美味しい食べ方
泉州水ナスは、そのみずみずしさを生かした、
浅漬けやぬか漬けがおすすめです。
泉州水ナスはギフトとしても有名なものが多く、
高級な浅漬け、ぬか漬けも出回っているほど、味は格別です。
そんな泉州水ナスの極上の味を自宅でも楽しめるので、
それだけでも栽培するメリットがあります。
また、泉州水ナスの特産地域である泉州の郷土料理、
「じゃこごうこ」もおすすめです。
エビのじゃこと、ナスの漬物(香の物)が名前の由来で、
漬かりすぎた泉州水ナスとじゃこを一緒に炊き合わせたものです。
クックパッドなどでもレシピがありましたので、
泉州水ナスを育てる際は、郷土料理、
じゃこごうこも作ってみてください。
■泉州水ナスの栽培のコツ
・栽培の注意点
水ナスは、果皮が非常に薄く、水分が多いナスです。
そのため、果実はとてもデリケートです。
一番気をつけたいのは、乾燥です。
水ナスは果実の中にたっぷり水分を溜め込みます。
通常のナスよりもはるかに水分を要するので、
乾燥しないように、こまめな潅水が必要です。
また、泉州水ナスの収穫間際のトゲは、
非常に鋭いです。
泉州水ナス自身のトゲで果実を傷め、
品質を損なってしまうこともありますので、
管理には気を付けてください。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定
新潟黒十全茄子
新潟黒十全茄子
新潟黒十全茄子は、黒十全と別のナスのF1交配種です。
新潟県特産の十全ナスの一種であり、とても甘い、
漬物などの生食に適したナスです。
巾着ナスとも呼ばれる、新潟黒十全茄子の歴史や、
特徴、栽培のコツをまとめました。
緑美
緑美
緑美(りょくび)は、ナスの中でも珍しい緑色をした大長ナスです。
首から尻までほとんど太さの変わらない
約30センチほどのナスで、とても作りやすい品種です。
この緑美は、タキイ種苗店より出ている品種なので、
とても質が良く、家庭菜園におすすめです。
殿様茄子
殿様茄子
殿様茄子は、小林種苗株式会社の賀茂ナスの品種です。
この品種はトゲなしタイプのナスで、
極早生品種に分類されます。
とてもおいしく綺麗なナスが収穫できるので、
おすすめの品種です。
殿様茄子の特徴と栽培のコツをご紹介します。