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早生真黒茄子
早生真黒茄子
早生真黒茄子(わせしんくろなす)は、埼玉県の草加市を中心に、
多く東京に流通していた中長ナスの原型ともいわれる固定種です。
人口の多い東京で人気となったナスだけあって、以後のF1品種には、
この早生真黒茄子が多く使われ、今も、中長ナスといえば、この形です。
■早生真黒茄子(わせしんくろなす)の特徴
・F1品種の片親となることの多い品種
中長ナスのはじまりともいえる早生真黒茄子は、ナスの代表品種、
「千両二号」の親でもあります。
F1品種(一代交配種)の片親として、今も尚、良く使われていますが、
早生真黒茄子は、交配種よりも、皮が柔らかく、味も格別です。
・食べ方
生で食べる漬物から、焼き物、煮物、揚げ物、
ナス料理の全てに適したオールマイティーな固定種です。
中でも、早生真黒茄子は油を良く吸収するので、
油を使ったナス料理との相性は格別です。
素揚げはもちろんのこと、天ぷらや、ナスのステーキなど、
まずは、油を使ったナス料理で食べてみてください。
■早生真黒茄子(わせしんくろなす)の栽培のコツ
・種まき
温床育苗では、1月下旬頃より種まきすることが出来ますが、
基本的な露地栽培で直まきする場合は、5月のゴールデンウィーク以降、
気温が充分に暖かくなってからが、まきどきです。
発芽適温は、20~30度、生育適温は最低10度、最高40度です。
・植え付け
育苗してからの植え付けも、直まきも、地温が18度にあがってから行います。
春はお天気によって気温も大きく左右されるので、気を付けます。
好光性植物なので、日当たりの良いところに植えつけます。
株間は60センチほどとり、葉にしっかりと日光が当たるようにします。
20~25度になる頃に受粉し、果実をたくさんつけますが、
低温下で栽培すると上手く受粉が行われず、石ナスが出来てしまいます。
・入手方法
早生真黒茄子のような固定種は、伝統野菜や固定種を多く扱う、
野口種苗研究所のオンラインショップ、「野口のタネ」で購入できます。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定
翡翠ナス
翡翠ナス
翡翠ナス(ひすいなす)は、ナスの固定種の1つです。
”翡翠”とあるように、黄緑色をしているのが特徴で、
青ナスの一種として分類されます。
鮮やかなグリーンのナス、いったいどんなナスなのでしょうか?
また、味は普通のナスと変わらないのでしょうか?
*栽培記録はこちらです。
新長崎長茄子
新長崎長茄子
新長崎長茄子は、名前の通り、長崎県にて栽培されていた品種です。
その歴史は古く、明治~大正初期に在来種として定着し、
現在は、長崎県に本社をかまえる八江農芸株式会社でつくられています。
新長崎長茄子の特徴と栽培のコツをご紹介します。