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とろとろ炒めナス 植え付け
■とろとろ炒めナス 植え付け
5月26日にナスを植え付けました。
ナスは3株、サントリーのとろとろ炒めナスを植えました。
今までは千両2号や庄屋大長を栽培していましたが、
とろとろ炒めナスは、今回初チャレンジです。
どういうナスができるのか楽しみです。
土作りですが、畑全体に堆肥、ピートモス、化成肥料、発酵鶏糞を混ぜました。
畑全体に施用して、袋単位でしたので細かい量は不明です。
うちの畑は苦土石灰の撒きすぎでpHが偏っていたということと、
排水性が良すぎて保水性がない土地でしたので、ピートモスを入れました。
ピートモスは土壌改良材として使用しました。
耕運機でよくかき混ぜて、畝立てをして黒マルチを張りました。
畝幅は100cm程度です。
例年であれば、5月20日以降は心配がない、
と近くの農家の方に教えてもらいましたので、
5月26日に植え付けをしました。
しかし、6月1日、2日。
急激に冷え込み、まさかの遅霜。
これはヤバイ! と思い、6月3日に急いで畑へ。
ナスは見事に遅霜の被害に遭い
しょぼくれてしまいました。
ナス、遅霜に遭う 6月3日
3株中、2株が遅霜の被害に。
この時期の遅霜は初めての経験で、異例の遅霜です。
その後、近くのJAファームに行き、ナス苗を購入し植え直しました。
品種は同じとろとろ炒めナスです。
とろとろ炒めナスの苗
植え付け時、土が乾いていたのので、
最初に植え穴に水を入れました。
ポットの苗がすっぽり入るくらいに穴をあけ、
ポットからナスの苗を取り出して、最初に植えた場所に植え替えました。
そのあと、もう一度たっぷりと水を与えました。
仮支柱は元からあったので、そのまま使いました。
植え替え完了です!
とろとろ炒めナスに植え替え
植え替えたあとは一応袋で覆っておきます。
苗の周り4箇所に支柱を立てて、その上から袋で覆います。
主に強風対策ですが、遅霜対策としても効果があります。
流石にもう遅霜は無いと思いますが、念のためです。
生き残った1株と、植え替えた2株を覆いました。
植え替え後に風よけ対策
もう少し育ってきたら、本支柱を立てます。
今回は2本仕立てにします。
支柱を立てて、仕立てるのは次回にご紹介しますね。
*栽培と記事は、Senaさん担当です。
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定
小五郎
小五郎
ナスの実の形は、品種によってそれぞれ異なりますが、
この「小五郎(こごろう)」はヘタ近くが太めの長めの卵形になります。
収穫中期以降も草勢が持続する品種なので、
作りやすいので結果的に収量も多くなります。
[小五郎]タキイ種苗
■小五郎の特徴
・実は、ヘタ近くの実の周りが他のナスよりも太めで、長い卵形の品種です。
・実のそろいがよく、秀品率も高い品種です。
・実の色は濃い黒紫色で、「千両二号」よりもツヤがあります。
・色がボケた艶のない実が少ない品種です。
・果肉は「千両二号」よりやや緻密です。
・果皮はやわらかくて品質が良い品種です。
・草姿は立ち気味の中立性です。
・枝はやや太めの品種です。
・節間の長さは幾分長く、葉の大きさは中葉の品種です。
・草勢は旺盛です。
■小五郎の栽培のコツ
●定植まで
育苗の目安は、栽培方法によって変わります。
半促成栽培やトンネル栽培では、90日前後が育苗の目安です。
露地早熟栽培では80日前後、露地抑制栽培では60日前後が、
育苗の目安となります。
どの栽培方法でも定植は、1番花が開花する前後の苗が適しています。
ナスは地中深くと、広い範囲に根を張ります。
小五郎は草勢も強いので、隣接株と土の中でけんかをしないように、
畝幅は180cm前後、株間を最低でも60cm前後とり、1条植えにします。
深植えに注意して定植します。
●接ぎ木での栽培
土壌病害の回避と収量を増やすために、接ぎ木栽培をお勧めします。
夏秋栽培用の台木は、青枯れ病に強い台木を選びます。
半身萎ちょう病の心配がある場合は、半身萎ちょう病に強い台木を使います。
また、ホームセンター、園芸店、ネットで接ぎ木苗を購入できます。
●施肥管理
元肥は1㎡当たり成分量で、
窒素(N)250g前後、リン酸(P)300g前後、カリ(K)230g前後
が適当です。
気温の高い露地抑制栽培では、
窒素(N)150g前後、リン酸(P)300g前後、カリ(K)230g前後が適当です。
追肥は1番果の収穫時ごろが初回になります。
1回の追肥量は、1㎡当たり窒素(N)成分量で30gが目安です。
2回目以降の追肥は、
草勢や花の状態を見ながら12日前後間隔をあけて行います。
●ホルモン処理
低温時期は受粉できないことが多いので、
ホルモン処理をして着果させます。
トンネル栽培では、
トンネルを除去した後の15日前後まではホルモン処理を続けます。
露地栽培でも、3番花くらいまでをホルモン処理を行うと
確実に着果し、収穫につながります。
>>ナス 受粉のコツ
●枝の誘引
初めのころの整枝は主枝を3本仕立てとします。
株が大きくなったら、太めの枝を5~7本選び、
それらを主枝として誘引していきます。
>>ナス わき芽かき 摘芯
●適作型
以下の時期を目安としてご利用ください。
どの栽培型でも、
3番果くらいまでは早取り(数センチ程度)します。
もったいないかもしれませんが、
早取りした株は丈夫になり、収量も上がります。
<半促成栽培>
播種:前年の10月初旬~11月下旬ごろ
ハウスに定植:1月中旬~3月初旬ごろ
収穫時期:2月中旬~4月頭ごろにスタートし、7月初旬~8月中旬ころまで
<トンネル栽培>
播種: 前年12月下旬~2月頭ごろ
トンネル内に定植:3月下旬~4月下旬ごろ
収穫時期:4月中旬~5月下旬ごろにスタートし、10月半ば~11月初旬ころまで
<露地早熟栽培>
播種: 2月頭~2月下旬ごろ
定植:4月下旬~5月中旬ごろ
収穫時期:5月下旬~6月中旬ごろにスタートし、10月半ば~11月中旬ころまで
<露地抑制栽培>
播種:4月半ば~6月半ばごろ
定植:6月半ば~8月半ばごろ
収穫時期:7月初旬~9月初旬ごろにスタートし、10月末~11月中旬ころまで
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定
水ナス
水ナス
水ナス(水茄子、みずなす)といえば関西!
というくらい水ナスは、関西ではメジャーなナスです。
関西在来の水茄子は、デリケートで育てるのが大変な品種でしたが、
タキイ種苗が育てやすく品種改良したのが「水ナス」です。
水ナスは名前の通り、水分をたっぷり蓄えた果実の品種です。
果皮が柔らかいので、浅漬けにもってこいの品質です。
見栄えも良いので人気の品種です
[水ナス]タキイ種苗
■水ナスの特徴
・長卵形のナスで、極早生品種です。
・収量と果実の色は「千両二号」と同じくらいです。
・初期から多収の品種です。
・つやがない色ボケ果の発生が少ない品種です。
・「千両二号」と同じ中程度の節間です。
・草勢も「千両二号」と同くらい旺盛です。
・分枝が早い品種です。
・草姿は中開性の品種です。
■水ナスの栽培のコツ
・定植は開花中の苗が最適です。開花していない若い苗の定植は避けます。
・ビニールなどのマルチ栽培をすることで、過度の乾燥やと過度の湿気を避けます。
・傷果ができないよう、防風ネットや誘引をします。
・葉色が他のナスよりも濃い品種です。
追肥のタイミングを逸しないよう、草勢の判断をこまめに心がけ、対応します。
・草勢判断は、千両二号の草勢判断に沿います。
分枝が早い品種ですので、千両二号よりもやや遅めに対応しても間に合いますが、
心配でしたら千両二号と同時期に対応しても問題ありません。
・追肥は、第1果の収穫のころを目安に始めます。
・収穫の最盛期の追肥は、7~10日おきに草勢を見つつ施肥します。
●適作型
千両二号と基本的に同じです。目安としてご活用ください。
<半促成栽培>
播種:前年の10月中旬~12月中旬ごろ
ハウスに定植:1月中旬~3月頭ごろ
収穫時期:2月下旬~3月下旬にスタートし、10月中旬ころまで
<トンネル栽培>
播種: 1月初旬ごろ
トンネル内に定植:4月頭ごろ
収穫時期:5月中旬にスタートし、10月中旬ころまで
<露地早熟栽培>
播種: 2月下旬ごろ
トンネル内に定植: 5月初旬ごろ
収穫時期: 6月中旬にスタートし、10月中旬ころまで
<露地抑制栽培>
播種:5月下旬ごろ
定植:7月中旬ごろ
収穫時期:8月下旬スタートし、10月末~11月中旬ころまで
■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定