ナス 育て方

ナスの育て方.com

ナス 誘引

読了までの目安時間:約 8分

 

スポンサードリンク


nasu (2)

このナス苗(5月6日植え付け)が育ってきたので誘引します(6月4日)

 

 

ナスは2本仕立てか3本仕立てで育てるのが基本となります。

農家の方は、収量を上げるために4本仕立てにする場合もあるようですが、
家庭菜園であれば、3本仕立てまでで十分な数の実を収穫することができます。

 

また、主枝の数が増えるほど、枝と枝との間をとりにくくなります。
枝の間に空間を作れなければ、風通しが悪くなり、病害虫の原因となります。

 

3本までであれば、枝と枝との空間も十分にとることができるので、
風通しを確保することができ、育てやすいです。

 

主枝を決めたら、次は誘引です。
支柱を立てたら、それぞれに主枝を誘引してあげましょう。
誘引することで得られるメリットと、誘引の方法をご紹介します。

 

 

[ナス 誘引]

 
■ナスの誘引とは

 

伸びてきた枝を誘引せず、そのまま育てても、ナスは育ちます。
ただし、支柱に誘引せずに育てると、枝が自重や実の重みで下がってきます。

 

枝が下がると、大きくなってきた実や茂った葉が地面に近くなります。
地面に近くなると、雨や水やりで泥が跳ねて、葉や実にかかります。

 

土の中にはナスがかかる病気の原因菌がたくさん含まれています。
泥跳ねをしたところから菌が侵入し、病気に感染することは少なくありません。

 

伸びた枝を支柱に誘引しておけば、地面からの高さを保つことができるため、
病気の予防にもつながります。

 

また、台風などの強風に、枝が揺れて折れるのを防ぐ効果もあります。

 

 

nasu-yuin002

誘引直前のようす、支柱1本です、

深型プランター:700×300×320(mm)容量:36L で育てています
 

■誘引の方法

 

ナスの枝を誘引する時、事前に少し手を加えると、後の誘引が楽になります。
また、誘引する時のちょっとしたコツで、
枝が生長するのを妨げるのを防ぎます。

 

・支柱を立てる時のコツ
支柱の立て方には種類があります。
最近の主流は、支柱がクロスするように立てる方法です。

 

他にも、苗を囲むように斜めに支柱を立てたり、直立させて立てる方法があります。
どのような方法で支柱を立てたとしても、ポイントとなるのは方向です。

 

枝が伸びる方向に、きちんと支柱があることが大切なのです。
支柱自体をしっかりと立てても、枝が伸びる方向に支柱がなければ、
良い誘引とは言えません。

 

無理に支柱に合わせて誘引すると、最悪の場合は枝が折れてしまいます。

最初から本支柱を立てておくこともできますが、
苗を定植してからすべての主枝が決まるまでは仮支柱を立てておき、
主枝が決まってから本支柱を立てるということもできます。

 

主枝が決まってから支柱を立てると、枝が伸びる方向が分かるので、
立てる方向の目安になり、わかりやすいです。

 

 

nasu-yuin001

2本仕立てになるよう、2本の支柱(150㎝)をクロスに立て誘引しています(2016.06.04)

 

 

・誘引前のしつけ
ナスの枝が伸びてきて、誘引しようかなと思うくらいになってくると、
迷うのが最初の誘引のタイミングです。

 

枝が少し短く、支柱に届かない、あるいは届くけれどギリギリだった場合、
無理に誘引すると、先端の葉を傷めたりするので良くありません。

 

けれど枝が伸びてくる頃には、葉も何枚も育ってきていて、
できるだけ早く枝と枝の間に空間を作った方が良い状態にもなっています。

 

支柱に届かない場合でも、
盆栽に使う「しつけ」の方法を使うと、誘引することができます。

 

まずは本支柱を立てた中央に、さらに1本支柱を立てます。
中央の支柱を立てる時は、ナスの株を傷めないように注意します。

 

中央の支柱に紐を結び、誘引したい枝を巻きとるようにして、枝に紐を絡めます。
枝に紐を絡めたら、そのまま誘引したい支柱に紐を結びます。

 

こうして紐を使ってしつけておくことで、後の誘引が楽になります。
盆栽では針金を使うことが多いですが、ナスの枝は柔らかいので紐で良いです。

 

枝が十分に伸び、支柱に誘引できるようになったら、
枝に巻いた紐ははずしてしまっても構いません。

 

 

nasu-yuin003

このように余裕を持たせて8の字に誘引しています。

 

 

・枝を誘引する
ナスの枝を誘引する時に使うものは、紐でも園芸用のビニタイでも、
枝を傷つけない素材で丈夫なものなら、特に何が良いということはありません。

 

ただし、誘引をする時に必ず注意しておきたいことがあります。
それは結ぶ強さです。

 

枝に紐やビニタイをひっかけ、一度クロスさせた後に支柱にひっかけて結びます。
この時、枝にきつく巻きつけすぎると、枝の生長を妨げることになります。

 

ナスは栽培初期と最終段階では、枝の太さがまったく違います。
5月頃に定植をして、更新剪定を経て秋に株が枯れる半年近い間に、
枝は少しずつ太く生長していきます。

 

だんだん太くなる枝にきつく巻きつけてしまうと、枝が思うように太れません。
枝の中は、水分や養分を運ぶための道があり、枝が太くなるほどその道も太くなります。

 

また表皮も硬くなるため、重さなどに耐えられるように丈夫になっていきます。
紐やビニタイでその生長を妨げてしまうと、その部分にくびれができてしまいます。

 

くびれ部分の中は養分と水分が通る道が狭くなり、
くびれができることでその部分が折れやすくなってしまいます。
そのため、誘引をする時には必ず余裕を持って、紐やビニタイを巻くようにします。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

タグ : 

ナス 整枝と摘芯

ナス コンパニオンプランツ

読了までの目安時間:約 5分

 

スポンサードリンク


Nasturtium

ナスタチウムもナスのコンパニオンプランツです

 

 

コンパニオンプランツをご存知ですか?
特定の植物を一緒に植えることで、良い効果をもたらす植物のことです。

 

ナスと相性の良い植物もあり、混植したり、
近くに植えておくことでコンパニオンプランツとしての効果があります。

 

ナスが元気に育つためのコンパニオンプランツには、
どのような植物があるのでしょうか?

 

 

[ナス コンパニオンプランツ]

 

 

■ネギ類

 

ナスとネギ類を一緒に植えると、青枯病を予防してくれます。
ネギ類は、青ネギやニラがお勧めです。

 

ハーブのチャイブもネギ類に入るので、一緒に植えることができます。
ネギ類も育ってくれば収穫して、料理に使うことができるので、一石二鳥です。

 

苗を植え付ける時に、ナスの根鉢にネギを沿わせるようにして、
2株~3株ほどくっつけて植え付けます。

 

ナスの根とネギの根が近いほど、病害虫予防の効果が高まります。

 

 

■ナスタチウム

 

ナスタチウムをナスの株元や株間に植え付けることで、
アブラムシの天敵であるテントウムシを呼び込む効果があります。

 

また、ナスタチウムは横に広がりながら育つため、ナスの株元を覆ってくれます。
ナスの株元付近を覆うことにより、土の乾燥を和らげる効果があります。

 

自然のマルチのような状態になる上、
ナスタチウムは葉も花も種も食べられるハーブなのも嬉しいところです。

 

 

■バジル

 

バジルはナスの害虫である、ニジュウヤホシテントウを予防してくれます。
ニジュウヤホシテントウは、ナスの葉や花を食害する害虫です。

 

ニジュウヤホシテントウの成虫が1匹つくと、
次々にくニジュウヤホシテントウの成虫がやってきて、食害を繰り返します。

 

じわじわと葉の食害が進み、葉がぼろぼろになってしまいます。
葉は太陽の光を受けて養分を作る大切な器官です。
食害されてぼろぼろになると、光合成する力も弱くなり、株も弱ります。

 

ニジュウヤホシテントウはバジルの香りが苦手なのか、
近くに植えていると予防することができるのでお勧めです。

 

ただし、バジルが大きく育つと、日陰を作ってナスが日照不足になることがあります。
背丈が高くなってきたら、収穫を兼ねて切り戻しを行い、低い状態を保ちましょう。

 

 

siso (11)

家では、ナスの株もとにシソを植えています

 

 

■シソ

 

ナスの近くにシソを植えることで、害虫予防になります。
複数の株のナスを育てている場合は、
株間にシソを植えると、シソの葉が陰になり、土の乾燥を防ぐことができます。

 

ただし、シソもバジルと同じように、育ってくると背丈が高くなってきます。
その時は、収穫を兼ねた切り戻しを行い、背丈を低くしておきましょう。
切り戻しをすることで枝数が増え、さらに土に陰を作りやすくなります。

 

 

■パセリ

 

ナスとパセリを近くに植えていると、お互いの害虫を防ぐ効果が期待できます。
さらに、ナスとパセリがお互いに良い環境を作り、それぞれの育ちが良くなります。

 

ナスの株元でパセリが育つことで、ナスの株元に陰ができます。
株元に陰ができれば、夏の暑い日に土が乾くのを防ぐことができます。

 

また、ナスの大きな葉がパセリに陰を作り、
直射日光が得意でないパセリもよく育つ環境を作ることができます。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

タグ : 

ナス栽培Q&A

ナス 葉の色が濃い

読了までの目安時間:約 5分

 

スポンサードリンク


nasu001

ナスの葉の色が、濃くなることがあります(肥料過多によるもの)

 

 

良い苗を選ぶ時のポイントにも、葉の色が濃いというものがあります。

そのため、葉の色が濃いのは元気な証拠と受け取ります。
ある程度の色の濃さであれば、元気な証拠と考えて間違いありません。

 

ところが、定植後に色が黒っぽくなったり、
緑色がどんどん濃くなってくるようだと、少し不調と考えた方が良いでしょう。

 

では、ナスの葉が黒っぽくなったり、緑が濃くなるのには、
どのような原因があるのでしょうか。

 

 

[ナス 葉の色が濃い]

 

 

■葉が黒っぽくなる

 

ナスの葉が黒っぽくなるのは、低温に当たったことが原因であることが多いです。
特に定植後すぐは、時期的にもまだ夜に冷えることがあり注意が必要です。

 

ナスは高温を好む植物で、低温に当たると株を守るために、
ナス特有の紫色の成分を多く出し、葉の色が濃くなります。

 

つまり、葉の色が濃くなっているのは、寒さに当たったサインということです。
気温が上がって安定してくると、葉の色も安定してきます。

 

ただ、寒さに当たっているということは、ナスにとっては気温が低すぎるため、
株が傷んで枯れる可能性があるということでもあります。

 

ナスの苗を植え付けるのは、だいてい5月の上旬頃が多くなります。
その頃には、夏日のような暑い日も出てきます。

 

晴れていれば、昼間は暑くなりやすいですが、問題は夜です。
雨が降った日や、北風が流れ込んでいる日は、気温が低くなりやすいです。

 

遅霜の季節ではないと思っても、急激に気温が下がり霜が降りることもあります。
夜になっても確実に寒くならないようになるまで、保温しておくのがお勧めです。

 

苗の周り四隅に支柱を立て、上下を切った培養土の袋などのビニール袋で、
囲っておくだけでも、冷風を遮ることができます。

 

また、地温を確保しておくためにも、
地植えは畝に黒マルチをしておくと良いでしょう。

 

 

tomato-uetuke006

風よけの方法

 

 

■葉の緑が濃くなる

 

ナスの葉の緑が濃くなるのは、肥料が多すぎるのが原因です。
標準的な葉の色にとどまっていれば良いのですが、
それよりも濃くなっているようであれば、肥料の中でも、
特に窒素が多くなっている可能性があります。

 

窒素過多の場合、緑色が濃くなっている他に、樹勢が強すぎ、
葉がとても大きかったり、葉数が多い、枝が伸び過ぎるといった症状が出ます。

 

これは窒素が枝葉を育てる成分であるため、

過剰に与えると枝葉の色が濃くなり、育ちが異様に良くなります。

 

枝葉が茂っていると、一見元気そうに見えます。
もちろん茂っているということは、今すぐに枯れるということはありません。

 

ただ、枝や葉が育つことに養分を使っている状態となり、
花付きや実付きが極端に悪くなります。

 

実を収穫する目的で育てているナスの場合、
花付きや実付きが悪くなって収量が落ちてしまうのは、できる限り避けたいものです。

 

また、窒素が多い状態で育つと、株が軟弱に育ちやすく害虫を寄せてしまいます。
ナスに与える肥料は、窒素が多すぎるものは避け、
窒素・リン酸・カリが同等のものか、リン酸が少し多めのものを与えるようにしましょう。

 

■参考
・ナス 種からの育て方
・ナス 地植えの育て方
・ナス プランターの育て方
・ナス 鉢の育て方

・ナス 受粉のコツ
・ナス わき芽かき 摘芯
・ナス 更新剪定

 

タグ : 

ナス栽培Q&A

人気の記事

AX