ナス 生育不良
葉が大きく色が濃く肥料過多、さらにうどんこ病にかかっているのを治療中です
ナス栽培をしているけれど、うまく育たなかったり、
最初は順調だったのに、しだいに育ちが悪くなり、
大きくならないことがあります。
ナスが生育不良になるのには、いくつか原因があります。
原因を特定して解消することで、生育不良が治ることもありますし、
もし治らなかったとしても、次のナス栽培に生かすことができます。
生育不良に悩まされてもすぐに諦めず、
まず、ナスをよく観察して原因を探してみましょう。
ナス カリウム欠乏
収穫時のナス、ちょっと元気がなさそうです
ナスを育てる時には、色々な要素が必要になります。
十分な日照時間や水分はもちろん、株を生長させて実を肥らせるために、
肥料も欠かせません。
ナスに限らず、植物を育てる時には、チッソ・リン酸・カリの3つの要素が基本となり、
市販されている肥料にも、この3つの要素が基本として含まれています。
この基本となる3つの要素の中でどれかが欠けると、欠乏の症状が出るようになります。
基本の3つの要素の中でも、カリウムが足りない状態になると、カリウム欠乏となります。
ナスのカリウム欠乏では、どのような症状が出るのでしょうか。
ナスの病気-概要
今年は、とげなし千両2号と水ナス(接ぎ木苗)を植え付けます
ナスの病気にはたくさんの種類がありますが、
栽培環境の悪さなどから病気になることが多いのです。
基本的には予防策をあらかじめとっておき、感染しないようにます。
もしも感染した時に備えて、すぐに対応できるよう症状を確認しておきましょう。
ナス 青枯病
ナスを日々観察すると青枯病など病害虫防除につながります
ナスがかかる病気に、青枯病があります。
青枯病はナス以外の多くの植物がかかる病気で、しかも治療が難しいのです。
発生すると他の植物にも影響が出る、とても厄介な病気です。
症状が分かりやすいため、発見しやすいのが救いとも言えます。
青枯病にかかった場合の症状を知り、
発見した時の対処法も確認しておきましょう。
ナス 空洞果
とっても良いナスだと思ったのに……
ナスを切ってみると、中に小さな空洞があいていることがあります。
こういった空洞のある実を、空洞果と呼びます。
ナスが空洞果になる原因を探っていきます。